日本相撲協会は8日、大相撲夏場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を両国国技館で開き、2日目までの取組を決めた。横綱・大の里(二所ノ関)は初日、2日目の取組に入らず、休場が決まった。

休場は春場所に続いて3度目で、初日からは初めて。協会には左肩腱(けん)板損傷の診断書を提出。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が国技館で取材に応じ「昨日の時点で話はした。部屋で調整したがなかなか状態が上がらなかった」と明かした。部屋の幕下以下の力士に「圧倒できていなかった」という。

 昨年11月の九州場所で左肩を痛め、千秋楽を休場。今年1月の初場所は10勝5敗で皆勤したが、3月の春場所は初日から3連敗を喫し、4日目から「左肩関節脱臼」の診断書を提出して休場した。夏場所は昨年は横綱昇進も決めた験の良い場所。3月下旬に始まった春巡業には初日から参加したが、4月15日から休場。「巡業の移動の影響もあり、状態が上がらないと本人から申し出があった」という。1日の稽古総見でも相撲は取らなかった。今後手術はせずに、名古屋場所での復帰を目指す。

 同親方も現役時代に3場所連続全休を含む8場所連続で休場した経験がある。「こたえますよ。地獄だと思う。横綱が一番分かっている」と思いやった。一方で「初めて自分の体に向き合って成長の1つになってくれればいい。けがしたときくらいじゃないと自分の体を研究したりケアしたりを考えられない」とさらなるレベルアップを期待した。

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