◆JERAセ・リーグ 巨人2―0DeNA(15日・東京ドーム)

 守り勝って2夜連続サヨナラ勝ちからの流れを継続させた。阿部監督は試合が決すると、笑顔も見せながらベンチ前でナインを迎え入れた。

「何とか抑えてくれたので良かったです」と最後は守護神・マルティネスが走者を背負ったが、無失点にしのいで今季初の4連勝&12球団で最遅の完封勝ち。貯金3で3位に浮上した。

 勝利へいざなったのは8回無失点で白星を飾った井上の快投。指揮官が「すごく彼が成長するにあたって大事なイニングだったんじゃないかな」と振り返ったのは7回だった。無死一、二塁を招いたが、後続を断ちピンチを脱出。この時点で98球だったが、阿部監督は続投を決断した。「もう一つ乗り越えてほしいというのはありましたし、最後は球速がガタンと落ちたんですけど、気持ちで投げ切ってくれましたね」。今後への期待を込めたタクトにも左腕は応えた。

 先発に白星がついたのは5日・ヤクルト戦(東京D)の赤星以来7試合ぶり。「ずっと(先発に白星が)ついていないのも知っていましたし、ここでまた先発に勝ちをつけられたのはすごくチームにとって大きいこと」と冷静にうなずく。価値ある勝利でもあった。

 2カード連続勝ち越しと5連勝を懸けて16日の試合に臨む。

「とにかく今日は今日で明日は明日で、明日勝てる準備をしたいと思います」と勝ってかぶとの緒を締めた阿部監督。眼前の試合に全力を注ぎ、一つずつ白星を重ねていく。(田中 哲)

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