J2磐田は16日、ヤマハスタジアムで行われるホーム藤枝戦を前に、今季限りでの卒業が発表されているクラブのスタジアムDJ・杉山直さんのセレモニーを実施した。1994年のJリーグ参戦から32年間、声でスタジアムを盛り上げてきた功労者に、サポーターから大きな拍手が送られた。

 試合前に、ピッチに足を踏み入れた杉山さんは、まずゴール裏へ一礼。その後、四方へ深々と頭を下げた。「選手ではないのに、このような形できちんと送り出していただいて、本当に感謝しています」と切り出し、「1994年に磐田が1年遅れでJリーグに参戦しました。まだその頃はスタジアムDJという名前もありませんでした。そこから32年間。今、ピッチで活躍している選手は生まれてもいないと思います。あっ、川島(永嗣)さんは生まれているか。(三浦)龍輝、為田(大貴)くんも生まれているか」とユーモアを交えて語り、スタンドを笑わせた。

 続けて「長い間お世話になりました。きょうでスタジアムDJは卒業しますが、あしたから熱いサックスブルーのサポーターが一人増えると思ってください。みんなの力で僕たちのいるべき場所(J1)に戻ろうよ。高みを目指そう!勝利の雄たけびをあげよう!本当にありがとうございました」と両手を広げて呼びかけ、再び深く一礼した。

 ゴール裏には「杉山直さん お疲れさまでした」と書かれたメッセージ旗が掲出。クラブマスコットのジュビロくん、ジュビィちゃんから花束も贈られ、32年間スタジアムを支え続けた“声の象徴”へ感謝が届けられた。

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