歌舞伎俳優の中村獅童、中村夏幹(なつき)が19日、都内で行われた「六月大歌舞伎」(6月3~25日)昼の部「子連れ狼」の取材会に出席した。

 叔父の萬屋錦之介さんが当たり役にした傑作時代劇の主人公・拝一刀(おがみ・いっとう)を獅童が演じ、獅童の次男・夏幹が息子の大五郎を演じる。

獅童は「錦之介の叔父は喜怒哀楽を内に秘めて、今の言葉で言えばポーカーフェース。僕は、どちらかと言えば情熱型。感情を爆発させる役が多いので、こんなに冷静沈着で、抑えた役はあまり演じたことがない」と尊敬する叔父への思いも込めて抱負を語った。

 「子連れ狼」の上演にあたり「錦之介の叔父の未亡人から手紙が届いて、叔父がずっと飾っていた原画をいただいた。それがすごくうれしくて、大切に演じてきた、お役を自分がやらせていただく。いい意味のプレッシャーがあります」。立ち回りが見どころで、「久しぶりに体があざだらけになりそう。叔父の足元にも及ばないけど、ずっとずっと追いかけ続けたい」と敬意を表した。

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