大相撲 ▽夏場所10日目(19日、両国国技館)

 41歳の大ベテラン、西前頭13枚目・玉鷲(片男波)が10日目でようやく初勝利を挙げた。立ち合いは頭で当たって、さらに強烈な右のど輪で西前頭8枚目・朝白龍(高砂)を攻め立て、一気に押し出し。

館内の大歓声を浴び「長かったですね。いい仕事をしたなと思う」と感慨深げに語った。右足痛の影響もあって、幕内在位100場所目は苦しい土俵が続いている。「自分の状態はわかっているが、勝てなかったから苦しかった」と心境を語った。

 この白星で幕内713勝目となり、日馬富士を抜いて歴代単独8位に浮上。すでに5場所連続の負け越しは決まっているが、来場所の幕内死守へ、光明が差し込んできた。土俵入り前には春日山親方(元関脇・勢)からもらった乳酸菌飲料の「ヤクルト1000」を飲みほして、力を得た。

 初日が出て「見えていなかったものが見えるようになってきた」と話す鉄人が、終盤戦から巻き返す。

編集部おすすめ