J1横浜FMは、25年7月5日に行われたJ1リーグ戦のアウェー・横浜FC戦(ニッパツ)で発生した一部サポーターによる違反行為に関し、損害賠償金全額の支払いを含む示談が成立したことを公表した。これにより、すべての対応が完了したという。

 示談成立までの経緯として、Jリーグ、横浜FCと密に連携をし、調査を行った。クラブにおいて多数の違反行為者らとの面談を実施し、事態の精査、多くの関係各所との調整等を実施してきたとした。対象者らが自らの違反行為を全面的に認め、多額の経済的損害を全額補填(ほてん)する意思を明確に示し、真摯(しんし)な反省の態度と再発防止への誓約がなされたとし、全損害額の賠償責任を負うことになった。また、示談の成立に先立ち、両クラブに対して直接謝罪が行われたとした。

 ▼損害賠償概要 損害額:585万2921円

 賠償内容として:上記損害額の全額支払い

 ※クラブによると、発煙筒または花火を所持・使用した実行行為者のほか、違反行為者のうち損害賠償に応じる意思を示した者(合計40名)が、本件に係る損害賠償に応じることで合意した。

 横浜FMは声明で「今回の件を重大な事案として重く受け止めております。本件に関しては、Jリーグおよび横浜FCとも協議を行いながら、弁護士等の専門家の助言を受けつつ事実関係の確認および対応を進めてまいりました。今回の合意は、本件に関する対応の整理となりますが、クラブとしての責任を重く受け止め、観戦ルールの徹底および啓蒙(けいもう)活動を実施していくとともに、悪質な違反行為に対しては必要に応じて法的措置も含め毅然と対応をしてまいります。再発防止を徹底し、安全で安心して観戦いただけるスタジアム環境の実現に努めてまいります」などとつづった。

 また、Jリーグは「本日、両クラブから発表された対応措置をリーグとして支持するとともに、今後全ての試合において同様の危険行為が繰り返されることのないよう、本件の対応経緯を実行委員会にて全クラブへ周知の上、改めてスタジアムの安全を脅かす行為には厳正に対処する姿勢をリーグ全体で示していくことを確認しております。Jリーグはスタジアムに訪れる全ての方々のご協力のもとで、安心、安全な観戦環境が成り立っています。いかなる理由があろうと、安心、安全な観戦環境を脅かす身勝手な行為は断じて許せるものではありません。

誰もが楽しめるスタジアム環境に向け、リーグ・クラブを含む関係各所で今後も連携を強化してまいります」などとコメントした。

 ◆事案の概要 試合当日の16時15分頃、ニッパツ三ツ沢球技場場外において、一部サポーターが規制線を越えて行進し、その過程で発煙筒およびロケット花火を複数回発射・投げ入れる事案が発生。

 上記事案により

 キッチンカー付近看板への直撃

 横浜F・マリノススタッフへの被弾および衣服損傷

 事案発生後、安全確保のために緊急手荷物検査を実施した結果、開門が大幅に遅延し、多くの来場者がキックオフ後の入場となった。

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