◆米大リーグ ドジャース4―1ロッキーズ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ロッキーズ・菅野智之投手(36)が27日(日本時間28日)、中4日で敵地・ドジャース戦に先発し、4回2/3を6安打3失点。リアル二刀流で出場した大谷翔平投手(31)と公式戦初めての投げ合いに敗れて4敗目(4勝)を喫した。

 17年WBC準決勝の米国戦以来、9年ぶりとなったドジャースタジアムでの登板。「特別な気持ちもありましたし、頑張っている姿を見せたいなと。やっぱりWBCで投げたことを思い出しましたし、結果は残念だったかもしれないですけど、うれしかったです。そんなに悲観する内容じゃないと思います」と振り返った。

 0―0の初回先頭。打席にはいきなり天敵の「打者・大谷」を迎えた。通算成績(公式戦)はこの日まで日米通じて2本塁打を含む7打数6安打1四球の打率8割5分7厘と圧倒されており、この日最初の対戦でも3球目の93・7マイル(約150・8キロ)直球を中堅にはじき返され、先制&決勝の9号先頭打者アーチを浴びた。さらに1死から3番フリーマンにも左越えソロを食らい、立ち上がりに2点を失った。「どっちのホームランも防げた気はしてます。やっぱり高めに浮いたらああいう形になってしまう」と悔やんだ。

 それでも、その後は「打者・大谷」相手に意地を見せた。0―2の3回先頭では変化球を続けて簡単に追い込むと、1ボール2ストライクからの4球目、93マイル(約149・7キロ)直球を外寄りの低めに決めて見逃し三振。

大谷にバットを出させなかった。5回1死で迎えた3度目の対戦。菅野は2球で大谷を追い込むと、3球目の93・3マイル(約150・2キロ)直球は低めに制球された一球。ボール判定されたが、ストライクを確信した菅野は頭をポンとたたいて自動ボール・ストライク判定システム(ABS)、通称「ロボット審判」によるチャレンジを要求した。しかし、すでに味方が2度失敗しており、機会が消滅していた。ちなみに「MLB.com」ではストライクゾーンに入っていた。ただ、菅野は気落ちしなかった。フルカウントからの7球目、カットボールで大谷を一ゴロに打ち取った。その後2死から三塁の悪送球でパヘスを一塁に出したところでマウンドを降りた。

 菅野は「投手・大谷」とは公式戦では初めての投げ合いだった。15年のNPBオールスター(東京D)以来の“夢対決”に「やっぱり楽しみですし、できることなら勝ちたいと思います。日本でも楽しみにしてくれているファンの方がたくさんいると思うので、盛り上げられるように」と話していたが、言葉通り真剣勝負を世界に発信した。

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