◆静岡県高校総体サッカー▽準決勝 浜松開誠館1―1(PK4―2)磐田東(31日・藤枝総合運動公園サッカー場)

 準決勝が行われ、浜松開誠館と静岡学園がファイナルに進んだ。磐田東と対戦した開誠館は0―1の後半29分にDF大石櫂(3年)のゴールで追いつくと、PK戦を4―2で制した。

静学はFW沢井翼(3年)の4戦連続のマルチ得点などで、藤枝東に6―1で大勝した。開誠館の2連覇か、静学の2年ぶりか。決勝は7日午後0時35分からエコパで行われる。 

 浜松開誠館の連覇へ望みをつないだのは、左サイドバック・大石の左足だった。1点を追う後半19分、右からのCKのチャンス。MF森下力陸(2年)のキックが前方にこぼれたところへ飛び込み、利き足でゴールに突き刺した。同点に持ち込んで迎えたPK戦では磐田東が2本を外し、決勝進出が決まった。

 「めちゃくちゃうれしかったですよ」。丸刈りの背番号6は、殊勲のゴールを振り返りながら破顔した。3回戦の浜名戦に続く今大会2得点目は角度のないところからの難易度の高いシュートだったが「シュート練習でやっている角度なので。浮かさないように意識した」。制御をかけて、グラウンダーで決めた。

 今年の新人戦では出番はほとんどなく、レギュラーに定着したのは4月に開幕した高円宮杯U―18プリンスリーグ東海から。もともとはボランチだったが、前線が攻めあぐねた時のサイドからの的確な攻撃参加で定位置をつかんだ。DFだが、得点のことは「意識しています」と胸を張った。

 決勝の相手は静学。昨年は準決勝で0―0の末PK戦(4―3)で退けたが、今年は一層手ごわそうだ。青嶋文明監督(57)は全国大会を経験した昨年とのチーム力の差を問われると、状況判断力の不足などを挙げて「全然ですね」と苦笑した。発展途上であることは、選手たちも自覚している。昨年の経験を生かし、チームを支えるDF磯部舜也主将(3年)は「(昨年の)チームを超えていかないといけない」と誓うように言った。(甲斐 毅彦)

編集部おすすめ