◆明治安田J2・J3百年構想リーグ▽プレーオフラウンド5―8位決定戦第1戦 秋田1―1(延長0―0、PK5―4)札幌(31日・ソユースタジアム)

 J2北海道コンサドーレ札幌が120分間の激闘後のPK戦で、J2秋田に敗れた。敵地での戦いは後半3分にFW大森真吾(25)のゴールで先制。

しかし追加点を奪えず、同20分に追いつかれ、1―1でPK戦に突入。5人が決めた相手に対し、札幌は1人が外し、4―5で涙をのんだ。主導権を握り続けた前半の好機を生かせなかったことが響き、地域リーグラウンドから連敗となった。リーグ7位をかけた特別大会最終戦は、6日にアウェーでJ2新潟と行われる。

 あと一歩のところで、札幌が勝利を逃した。前半はピッチを広く使ったパスがつながり、主導権を握った。後半3分にはFW大森が5試合ぶりゴールを決めて先制もした。しかしその後、徐々に秋田に流れが傾き、同点とされ、PK戦まで突入しての敗戦。GK田川知樹(24)は「勝ち切れなかったことが悔しい」と表情は硬いままだった。

 負傷者が複数出た影響もあり、川井健太監督(44)は「今いる選手で最適なものは何か」とシステム変更に踏み切った。今季2度目の3バックに加え、MF木戸柊摩(23)を1ボランチにして前線に人数をかけ、攻撃を活性化させた。指揮官は「やり方は一緒だが少しエッセンスを変える。

そこができたのは良かった」と一定の評価はしたが、複数得点には至らず。大森は「前半あれだけ押し込んでいた中、点を取ることが大切だった」と結果に表れなかったことを反省した。

 勝利は得られなかったが、気温25度を超える敵地で堂々の戦いを演じた。対戦相手が決まったのは1週間前。様々な移動手段を考えねばならず、試合前日の30日に仙台から陸路、3時間かけて秋田入りした。田川は「移動はかなりタフだった」としながらも「たくさんの人が応援してくれていたので。どんな形でも勝ち切ることしか考えてなかった。次は必ず勝たせたい」と雪辱を誓った。

 第1戦に敗れ、今大会最終戦は新潟と全体7位をかけて戦う。大森は「ファン、サポーターの皆さんが、来季に期待を抱いてもらえるような試合にしたい」と勝利締めへ、口元を引き締めた。(砂田 秀人)

編集部おすすめ