◆第76回安田記念・G1(6月7日、東京競馬場・芝1600メートル)

 読売マイラーズCで近走の充実ぶりと直前取材の感触が良く、9番人気でも単穴の▲を打ったドラゴンブースト(牡4歳、栗東・藤野健太厩舎、父スクリーンヒーロー)が侮れない。藤野調教師も「前走は速い時計で走れて、収穫がありました。

強い相手とやって結果も出ましたからね」と2着の前哨戦に手応えをつかんでいる。

 昨年の日本ダービー15着後に骨折が判明。だが、トレーナーが成長曲線は緩やかと見ていたように、その後の半年間の休養期間がプラスに働いた。馬体も16キロ成長し、復帰初戦のディセンバーSを重馬場で逃げ切りV。2走前の良馬場での大阪城Sでは、4角7番手から突き抜ける競馬で勝利した。「メンタルも強くなって、どんな競馬もできるようになってきた」と藤野師。まるで日本ダービーで2冠を達成したロブチェンのよう! と期待は高まった。

 まだまだ推し材料はある。未勝利勝ちは京都マイル、続くデイリー杯2歳Sでも2着に好走。マイル適性は高いと見ている。気配も前走以上で、1週前は栗東・坂路を51秒3―12秒2をマーク。軽快な走りに、指揮官が「予定通り来ています。

雰囲気もいい。馬体が成長してきて、自分の力を出せるようになってきたんじゃないかな」と高評価したのも心強い。

 いよいよ本格化しG1挑戦と思いきや藤野師は「成長は思いのほか、早かったね。でもまだまだこれから良くなると思う」ときっぱり。これは先物買いしなきゃダメだという考えが脳裏に浮かぶ。(松ケ下 純平)

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