バレーボール▽女子ネーションズリーグ(NL) 1次リーグの第1週カナダ大会 日本 3―1 (23―25、25―12、25―22、25―13)フランス(4日、カナダ・ケベックシティ)

 開幕し、世界ランク5位の日本は13位のフランスを3―1の逆転で白星発進を切った。第1セット(S)を接戦で失ったが、第2Sではエース格の佐藤淑乃(ミラノ)のバックアタックなどで得点を重ね、13点の大差をつけて奪うと、過去7勝無敗のフランスに対し、3セットを連取して逆転勝利につなげた。

 佐藤は試合後に「本当に最初はすごく緊張した状態で入ってしまっていた。1セット目を落とした後にフェロー(フェルハト・アクバシュ監督)からも『もう少し楽しくやろう』と声があった。そこで笑顔とコミュニケーションが増え、自分たちのバレーに近づけることができた。チーム内、いい雰囲気で気持ち良くプレーできた」と安堵(ど)の表情で振り返った。石川真佑主将(エジザジュバシュ)も「まず初戦で勝つことができて良かった」とうなずいた。

 全Sでセッター・関菜々巳、対角にアウトサイドヒッター(OH)和田由紀子(ともにアルシーツィオ)、主将の石川、佐藤、ミドルブロッカー(MB)荒木彩花(SAGA久光)、34歳の島村春世(日本協会)が先発。第1Sはセット終盤までリードしたが、佐藤のスパイクがブロック。ラリーでも上回れ、21―19から3連続失点で逆転された。先発の平均身長が約8センチ高いフランスの高さと終盤の粘りに屈した。

 0―1の第2Sは10―9の競り合いで和田が強いスパイクを打ち抜くと、佐藤もハイセットから難なく決めるなど4連続得点で逆転。セット中盤には21歳のOH北窓絢音(SAGA久光)がリリーフサーバーで登場し、相手守備を崩すサーブと強固なレシーブで流れを引き寄せ、日本の7連続得点で一気に突き放した。

 1―1で臨んだ勝負の第3Sは、セット終盤まで競り合ったが、18―19のラリーから佐藤がレフトから決めると、和田のスパイクで20点目を奪った。

その後も和田の勢いは止まらず、ライトから右腕の回転が速い強打で得点を重ね、勝負強さを示した。佐藤のバックアタックでセットポイントを握り、最後は石川のスパイクで取り切った。

 2―1の第4Sは佐藤のバックアタックで口火を切ると、石川の多彩な攻撃で流れに乗った。セッター・関は得意のツーアタックで相手を翻弄(ほんろう)。MB荒木もブロックなど献身的な守備で存在感を発揮し、終盤は勢いに乗った佐藤のバックアタックがさく裂した。

 アクバシュ・ジャパン2季目は、28年ロサンゼルス五輪を目指す重要なシーズン。8月のアジア選手権(中国)で優勝すれば、最短でロス五輪の出場権を獲得。大一番を前にNLでは主要国際大会で1977年のW杯以来、49年ぶりの「優勝」が目標。次戦は日本時間6日朝に世界ランク18位のウクライナと対戦。佐藤は「自分たちらしいバレーをやって勝てたら」と気合。セッター・関は「1日空くので頭も、体もいい準備をしたい」と冷静に話した。

 ◆ネーションズリーグ 女子は1993年からのワールドグランプリに代わる大会として2018年に新設した国際大会。

18チームが参加し、3組に分かれて3週で1次L計12試合を行う。勝ち点は3―0、3―1で3点、3―2で2点、2―3で1点、1―3、0―3で0点。日本はカナダ、フィリピン、大阪で1次Lを戦い、成績上位7チームと決勝大会(中国・マカオ)の開催国が8強。24年大会で日本は銀メダルを獲得している。

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