サッカーW杯北中米大会は6月11日(日本時間12日)に開幕。日本代表は1次リーグF組の初戦でオランダと14日(日本時間15日)に戦う。
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日本に立ちはだかる「オレンジ軍団」の門番は、自身初の夢舞台に心を躍らせていた。
「サッカー選手として目指すべき究極の場所。最大の舞台でプレーし、最強のチームを倒し、最大のトロフィーを掲げたい。W杯以上に大きなトロフィーはない。そのチャンスが巡ってきた今、僕たちはただただワクワクするだけ。待ちきれないという気持ちだ」
自身の憧れはマンチェスターUなどで活躍したファンデルサール氏。197センチの長身から“摩天楼”とも称されたオランダ史上最高の守護神を目指し、幼い頃からGKを志した。
「彼は常に僕の手本だったし、それは今も変わらない。彼が到達したレベルは敬意に値する。まだ小さな子供で、オランダ人だった僕にとって、ファンデルサールは当時世界最高のゴールキーパーだった。
現在のオランダ代表にはDFファンダイク(リバプール)を筆頭に強力なDF陣がそろっており、世界最強の防壁の一つとして君臨。「間違いなく、僕の負担が格段に楽になるチーム」と自信を示す一方で、オランダが伝統的に強みとする攻撃力は近年鳴りを潜めている。ただ、フェルブルッヘンはFW陣の得点力について「もちろん、100パーセント自信がある」と力強く断言する。
「我々の守備ラインは強力で、ベンチにいるディフェンダーの層の厚さも尋常じゃない。しかし、我々の攻撃陣が実際にどれほど優秀なのかが軽視されている。今シーズン、オランダ代表の攻撃陣が示しているレベルを見れば、それもまた非常に高いことが分かる。合宿中、我々は攻撃と守備のどちらが強いかなどとは全く考えていない。ただ、そのメンバー全員に対して最大限の信頼を寄せているだけ。結局のところ、我々は(トータルフットボールの伝統に従い)共に攻撃し、共に守備をする」
1974年の西ドイツ大会以降、オランダは代名詞である「4―3―3」システムと、全員で守り、全員で攻めるという「トータルフットボール」を哲学として持ち続けてきた。オランダサッカーの最重要人物であるヨハン・クライフら、多くの名選手を輩出し、3度(74、78、2010年)の決勝進出を誇るが、一度も頂点には届いていない。
「誰もがオランダをサッカー強国として見ていると思う。歴史的に見ても、我々は常に素晴らしいチームと選手を擁してきた。ヨハン・クライフ、デニス・ベルカンプ、ファンニステルローイといった世界的な選手たちがいた。W杯優勝は、間違いなくオランダの歴史に欠けているもの。僕とチームメイトには、その状況を変えようとする特権と栄誉が与えられている。それは、非常にエキサイティングな使命を与えられたということだ」
日本の他に、同組にはスウェーデン、チュニジアがおり、強敵ぞろい。“死の組”と呼ばれる組み合わせがW杯ごとに発生するが、今回のF組は「その可能性がある」と分析する。
「間違いなく厳しいグループ。けれどもオランダが入っていることが、このグループを『厳しい』と呼ぶ大きな理由の一つになっている。グループを勝ち抜けること、そして全3試合に勝てることには非常に自信を持っているが、決して簡単ではない。最高のパフォーマンスを発揮する必要がある」
日本との対戦にも「油断は禁物だと分かっている」と気を引き締める。その上で、オランダ代表が持つプライドと自信を強調した。
「それがサッカーの素晴らしさでもあるが、誰もが『今度こそ自分たちの番だ』と思っている。誰もが真っ向からぶつかり合い、全力を尽くす。結果は最後に見えてくるもの。実力のある全チームが自信を持っている。またそうあるべきだ。君たちが『自分たちの番だ』と言うなら、僕は『僕たちの番だ!』と言う。未来がどうなるか見てみよう。今の時点で言えるのは、僕はとても興奮しているし、オランダが持つ実力に絶大な自信を持っているということだけだ」

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