関東の学生長距離ランナーにとって、箱根駅伝に次ぐビッグイベントの関東学生陸上競技対校選手権(通称・関東インカレ)が5月21~24日、栃木・カンセキスタジアムで行われた(ハーフマラソンは4月開催)。早大は主力の工藤慎作(4年)、鈴木琉胤(るい、2年)らに加え、新人の本田桜二郎が好走。
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臙脂(えんじ)に白のW。伝統のユニホームが関東インカレで疾走した。男子1部の1500メートルで本田が2位。5000メートルで鈴木が2位、工藤が5位。1万メートルで山口竣平(3年)が6位。3000メートル障害で佐々木哲(2年)が49年ぶりの大会新記録で優勝。4月に先行開催されたハーフマラソンを含めて、早大は1500メートル以上の5種目で1部校2位の34点を獲得した。
「勝ったのは佐々木だけですけど、どの種目の選手も積極的に走ってくれました」と花田勝彦駅伝監督(54)は手応えを明かした。
指揮官の言う通り、早大ランナーは積極果敢だった。
今年1月の箱根で早大は総合4位。今季は16年ぶりのタイトルを狙える戦力が整った。前回4区区間賞の鈴木、同5区3位の工藤、同3区8位の山口を主軸として、同1区7位の吉倉ナヤブ直希(3年)、同9区2位の小平敦之主将(4年)らが脇を固める。昨季の箱根メンバーから外れた佐々木も台頭し、「6区を走りたい」と意欲を示している。
切り札は「令和の三羽がらす」だ。昨年の全国高校駅伝1区で区間賞の増子陽太、同2位の新妻遼己(はるき)、同3位の本田がそろって入学。増子と新妻は関東インカレを回避し、翌週のU20アジア選手権に出場。増子は3000メートル3位、新妻は1500メートル5位と奮闘した。鈴木は「今季の1年生は僕より強い」と称賛する。
「関東インカレを制する者が箱根を制する」という格言がある。
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関東インカレは1919年に第1回が行われ、今年が第105回。翌20年に始まり、今年1月に第102回が行われた箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院の3部に分けられる。1部と2部は短距離などを含めた総合力で決まるため、昨季の箱根優勝の青学大、同2位の国学院大など駅伝をメインに強化している大学は2部。今年の箱根出場校は1、2部10校ずつ。シード校も5校ずつ。長距離種目で1部と2部の実力差はない。
中長距離種目では激しい駆け引きがあり、ペースは乱高下する。「速さ」より「強さ」が求められる。



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