◆明治安田J2・J3百年構想リーグ▽プレーオフラウンド第2戦 7―8位決定戦 新潟0―0(延長0―0、PK5―4)札幌(6日・デンカビッグスワンスタジアム)

 0―0からのPK戦で敗れた新潟戦は、ゴールシーンがなかったためにまったりとした内容にも見えたが、粘り強く戦った点は評価したい。試合が進むにつれ、奪ってからのつなぎや前への運びなどは見応えがあった。

ただ何度も指摘しているが、ゴール前での見どころや迫力をもっと出せないと。改めてその課題が明らかになる相手とこのタイミングでやれたことは、次のシーズンにつながると思う。

 J3クラブとも戦う難しいリーグ戦は終わった。新潟戦では途中出場の佐藤が積極的にシュートを放つなど、今後への期待を抱かせるプレーを見せていた。全試合に出場した木戸も成長を感じさせてくれた。ただ2か月後に始まるJ1復帰をかけたリーグ戦で結果を出すには、もっとサプライズ的なものが欲しい。

 もちろん、すごい外国人を取ってくればチームは変わるだろうが、そういう意味ではない。今回のリーグで出場機会の少なかった選手が目の色を変えてやれば、相乗効果が生まれ、チーム力は十分、上げられる。そして全員がもっと責任感を持ってやることで、もう一段階、上に行ける。

 パス数やボール奪取では頑張っているが、より求めたいのはやはり数字になる。新潟戦でも見られたように、良い縦パスが入っても簡単に後ろに返したり、安全な場所に止めていては駄目。リスクを冒して勝負する所に侵入していかないと、ゴールは奪えない。

そして「俺がここに最高のボールを供給するんだ」「俺が決めるんだ」と、一つ一つのプレーに責任を持つこと。その意識が浸透していけば、確実な変化はもたらされる。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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