◆山梨県支部 夏季大会兼関東大会予選(5月30日・富士北麓球場) ▽決勝 笛吹ボーイズ8-4 富士北麓ボーイズ

 準決勝、決勝を行い、決勝は笛吹ボーイズが初回に高野好太郎(2年)の中越え三塁打などで先制パンチを見舞うと、2回にも小林龍翔(3年)の右翼線三塁打で加点。5回に追いつかれたが、6回に一挙4点を挙げて突き放し、優勝した。

 勝負がかかった時の集中力はすごい。笛吹はチャンスとみるや、一気に攻める。決勝の初回に3安打と失策を絡めて3点。6回は5四死球に2安打で4点。準決勝は初回、積極的に打っていきなり5連打。わずか14球で3点を奪う先制パンチを見舞ったのだ。「ファーストストライクからいこうと言っていました。バッティングはムラがあるんですけどね」と渡辺茂貴監督(55)は選手の成長に目を細めた。

 不自由な環境も工夫次第でプラスとなる。専用グラウンドを持っていない。平日借りるグラウンドは、基本的に打撃練習ができない。そうなれば、やることは徹底的な守備練習だ。

週末は県外の球場などに遠征し「打撃に特化して練習します」と指揮官。限られた条件で集中して取り組む気持ちに加え、環境の変化も「場慣れもしていると思います」と前向きに力に変えてきた。

 努力はうそをつかない。小林主将は2試合で5安打の固め打ち。毎朝6時に起きて、ティーなどで1時間、体を動かす。しっかり結果を出し「(強い打球を打つ)自分のスイングができました」と胸を張った。

 関東大会出場の権利は獲得。20、27日に行われる選手権の予選を突破すると全国の舞台に進む。「全国で(2年前を上回る)3勝をしたいです」と小林。夢は広がるばかりだ。

[富士北麓]準決勝を逆転勝ちして臨んだ決勝は、ここ2戦でコールド負けした相手に対し、4点差を追いつくなど粘りを見せた。「力不足ですね。

でも、左のスピードボールを打ち込んだ成果が出てきています」と渡辺正彦監督(59)。1番・奥浦喜一朗(3年)と4番・荒井歩眞(3年)は2試合で6安打。「高校で活躍する選手になりたい」と2人は口をそろえた。

 ★富士北麓・五味詩葉(3年)「(投手として)四球やいいカウントで打たれて、悪いリズムにしてしまいました。来週までに修正します」

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