◆日本生命セ・パ交流戦 2026 西武1―2巨人(13日・ベルーナドーム)
待ってました! 巨人のリチャード内野手(26)が今季初打席でいきなりアーチを描いた。「7番・一塁」で先発し、同点の2回1死、西武・隅田の直球をファーストスイングで捉え左翼席へ1号勝ち越しソロ。
ド派手に“開幕”を告げた。雄たけびを上げてホームインしたリチャードは、ベンチのナインを張り倒す勢いで豪快にハイタッチした。「リハビリを支えてくれたトレーナーさんたちのおかげで打つことができました」。今季初出場で初打席、26年のファーストスイングで左翼席に1号を放り込んだ。
1―1の2回1死、2球目の内角低め148キロ直球をすくい上げた。12日の西武戦(ベルーナD)で1軍に初合流し「7番・一塁」でスタメン出場。「プレーボールかかってからは競った試合になるんだろうなと思って速攻、ピリつきました」と集中力を高めたひと振りがV弾で結実した。好左腕・隅田を相手に先発起用した橋上監督代行も「ああいうのを期待していますし、今日は期待に応えてくれましたね」と感謝した。
海を越えたエールが復帰への道のりを支えてくれた。3月11日のオープン戦(ペイペイD)で左手小指に死球を受けて骨折。
「最強になって戻ります」。リハビリ中はこれまで取り組んでこなかった体幹トレを朝の日課にすると、189センチ、120キロの体が“覚醒”した。ジャンプや20メートルの短距離ダッシュの瞬発系種目は自己ベストを大幅に更新し、チームトップクラスのキャベッジに匹敵する数値をマーク。春季キャンプ中は疲労で体の節々が悲鳴を上げていたが「全部、完璧に治りました」と進化した肉体が完成した。
帰ってきた大砲の一発でチームは連敗を2で止めた。交流戦最終戦の14日・西武戦を前にしたヒーローインタビューで「交流戦MVPに向けて頑張るので、また応援よろしくお願いします!」とG党の爆笑を誘った大砲。豪快な一発を手土産に、巨人の元気印が帰ってきた。(内田 拓希)
◆リチャードの負傷とリハビリ経過
▽3月11日 ソフトバンクとのオープン戦(みずほペイぺイ)で左手小指に死球。
▽4月15日 マシン打撃と守備練習を再開。
▽同24日 G球場の室内でフリー打撃を再開。「野球ってこんなに楽しかったんだな」。
▽5月2日 ファーム・リーグの広島戦(Gタウン)に「4番・一塁」で実戦復帰し、3回にバックスクリーン右へ特大弾。「声援を聞いて涙が出そうに」
▽同5日 ハヤテ戦(ちゅ~る)に「4番・三塁」で出場も、3回の守備で邪飛を追った際に右太ももに違和感を覚えて再離脱。
▽同27日 ファーム・リーグのヤクルト戦(Gタウン)に「3番・DH」で実戦復帰。
▽6月11日 ファーム・リーグの西武戦(Gタウン)で1打数1安打。試合後に1軍昇格が決定。










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