◆第108回全国高校野球東東京大会▽3回戦 明大中野9―2正則=8回コールド=(14日・神宮)

 初優勝を狙う明大中野は、正則に9―2の8回コールド勝ちで初戦を突破した。

 初回に先制を許し、6回終わって2―2と緊迫した展開。

ベンチで佐藤晃平監督は「今まで積み重ねてきたことをやるだけ。それ以上のものは出ない」と繰り返しナインを鼓舞。終盤にようやく本来の落ち着きを取り戻すと、7回に3点、8回にも4点を奪い、突き放した。「自分の役割をまっとうして次につなげれば絶対大丈夫」。指揮官の言葉通り、終わってみれば8回コールドで次戦へつなげた。

 勝利にも監督は厳しかった。「準備不足、入りの悪さが全部露呈した試合。選手も地に足がついていなかった」と険しい表情。春16強により第4シードを獲得して挑んだが「春の経験が1回リセットされたような感じ。声掛け不足も私の反省」と自らにも矢印を向けた。

 先発した背番号10の向後佳晃投手(3年)は緊張から、初回1死から四球をきっかけに失点。それでも粘りの投球で7回4安打2失点で試合をつくる力投をみせ、「厳しい展開だったので、自分が最後まで投げ抜く気持ちだった」と振り返った。

 目標は「甲子園で校歌を歌うこと」と語った向後。初の甲子園出場へ向け、次戦は16日に堀越と対戦する。

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