◆JERAセ・リーグ DeNA―ヤクルト(17日・横浜)

 無我夢中に振り抜いた。DeNAのドラフト3位ルーキー・宮下朝陽内野手(22)はスピードを緩めることなく一塁を回り、二塁へと到達した。

 両軍無得点で迎えた2回1死一、二塁のチャンス。ヤクルトの先発左腕・高橋との勝負だ。フルカウントからファウルで2球粘り、8球目。甘く入ったカットボールに反応すると、打球は左中間を破る二塁打になった。ノドから手が出るほどほしい先取点を、22歳のバットがたたき出した。

 「追い込まれていたので、コンパクトにスイングした結果です。先制点が大事だと思っていたので良かったです。この後もチームに勢いがつけば最高です!」

 この打席で今季の得点圏打率は、23打数9安打の3割9分1厘だ。北海道の黒松内町出身。小学校低学年の頃に札幌ドームで日本ハム戦を観て、糸井嘉男外野手に憧れ、野球のとりこになった。全盛期の「超人」を思わせる、無類の勝負強さだ。チームは勝てば球団通算4500勝。

チャンスでの1本を、今後も生み出していく。(加藤 弘士)

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