◆第108回全国高校野球選手権西東京大会▽決勝 八王子実践1―0創価(26日・神宮)

 八王子実践が創価を下して春夏通じて初の甲子園出場を決めた。学校創立100年の記念すべき年に初の聖地切符をつかんだ。

自身も八王子実践野球部OBの河本ロバート監督(40)は「言葉にならなかったですね。試合をする度に成長してきた。信じてやってきた結果だと思います」と振り返った。

 先発のマウンドを任された奥山慎太郎投手(3年)は、創価応援団の曲を楽しみながら投球するなど、持ち前の前向きな性格で息詰まる投手戦を楽しむかのようにアウトを積み重ねた。試合前に「ここまで野球を続けてきた中でお世話になった人に恩返しできるようなピッチングがしたい」と話していた右腕は2回2死満塁、8回2死三塁と、ここぞで三振を奪い、ピンチを切り抜けた。9回に1死二塁から四球を与えたところで降板し、完封こそできなかったが、大一番で8回1/3、5安打無失点の快投。「笑顔で投げられたことが一番良かった。最後までマウンドに立ちたかったけれど、最後はほんと幸せだなと思った」と振り返った。

 スタンドには家族が駆けつけ声援を送った。見守った母・篤子さんと姉の祈結子さん(きょうこ)さんは「この時間を楽しんで」とエール。体重が増えにくい息子のために、好物のコーンスープや白米を多く食べてもらうよう工夫をこらした日々も明かした。

 最後の打者を左邪飛に打ち取ると、ナインは一斉にマウンドへなだれ込んだ。

指揮官は選手たちの奮闘に「準決勝で120点という点数を使ってしまったので、150点あげたいと思います」と目を潤ませた。初の聖地に向けては「学校も100周年、神宮も100周年。東京都の代表として恥じない戦いで、一生懸命頑張っていきたいと思います」とメモリアルイヤーに初出場初勝利を目指す。

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