第108回全国高校野球選手権大会が5日、甲子園で開幕する。横浜の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)の最後の夏に懸ける思いに迫った。
過去一番の自分で、甲子園に戻ってきた。横浜・織田は今夏、驚異的な投球でチームを神奈川県勢初の4季連続甲子園の偉業へと導いた。慶応との準決勝で自己最速を3キロ更新する157キロをマーク。桐光学園との決勝戦では9回に再び157キロを計測し、1失点完投勝利で頂点をつかんだ。「本当に楽しみな気持ちが一番」と、自身4度目の聖地を心待ちにしている。
今夏はエースとしての自覚がこれまで以上に垣間見える。慶応戦では試合序盤から右ふくらはぎ上部に違和感を覚え、5回の投球練習時には6分間の治療を受けながら続投。7回途中で降板したが、直球の大半が150キロ超の異次元投球を披露した。桐光学園戦では9回2死で一塁ベースカバーに入った際に左足を負傷したが、続投して優勝投手になった。一度は交代を打診した村田浩明監督(40)が、「彼の世界を邪魔するわけにはいかない」と語ったほどの雰囲気を醸し出し、マウンドに君臨した。
初戦の相手は同じドラ1候補の末吉擁する沖縄尚学に決まったが、やるべきことを貫く姿勢は変わらない。「どこに(自分の)壁があるかもまだ分からないし、とにかく前だけを見て突き進んでいきたい」。
◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日、北九州市生まれ。18歳。足立小1年で野球を始め、3年から投手。足立中では軟式野球部。高校では1年春の県大会からベンチ入り。同秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも準々決勝で明徳義塾を2安打完封。昨春センバツでは奥村頼人(現ロッテ)との二枚看板で優勝に貢献した。趣味は寝ること。好きな言葉は「気愛」「親孝行」。186センチ、81キロ。










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