◆第108回全国高校野球選手権大会第7日 ▽2回戦 履正社6―2享栄(11日・甲子園

 31年ぶり9度目の夏の甲子園出場となる享栄(愛知)は、履正社(大阪)に敗れ、1995年以来となる夏の甲子園1勝はならなかった。

 初回、相手失策と死球で2死一、二塁のチャンスで大森皓太捕手(3年)が打席に。

1ボール1ストライクから履正社先発右腕・木村颯(3年)の3球目、外角のスライダーをとらえ左前に運ぶ適時打で先制に成功した。

 2回2死二塁、履正社・三木大亮(3年)に適時二塁打を許し同点にされると、4回2死二塁には高津冬真(3年)に中越え適時三塁打を浴び、勝ち越しを許した。

 先発した左腕・近藤優(3年)は最速139キロの直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ力投。4回4安打2失点で2番手のスリークォーター右腕・上江滝(うえたき)拓未(3年)にマウンドを託した。1-4の9回1死からは「4番・DH」で出場していた背番1の「二刀流」坂本亮太(3年)がマウンドへ。1死満塁のピンチから2点適時打を浴び、点差が広がった。

 打線は何度もチャンスを作り出塁するも、相手先発の木村に粘られ、得点は初回の1点以降はスコアボードに0が並んだ。9回に1点を返す意地を見せたが、反撃もここまで。今大会の地方大会で最も参加が多い愛知県174チームの代表として聖地に臨んだが、力を発揮することができなかった。

 大藤敏行監督は試合前に「(履正社)は非常に強打のチームですし。どこまでうちのピッチャーが抑えられるか、自分の投球ができるか」と投手陣に期待していたが、履正社打線の勢いを止めることはできなかった。坂本は試合後「出すものは出したので。

うん、悔いはないです」と自分に言い聞かせるように話した。

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