◆第108回全国高校野球選手権大会第11日▽3回戦 仙台育英6―3拓大紅陵(15日・甲子園

 仙台育英(宮城)が拓大紅陵(千葉)を下し、準優勝だった2023年以来3年ぶりの8強入りを決めた。2回までに4点を奪うなど序盤から主導権を握り、3投手の継投で拓大紅陵打線の反撃を3点に封じた。

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 甲子園の神様は、粋なマッチアップを用意した。仙台育英の先発・福井勇翔投手(2年)の胸中は「まさか実現するとは…」。今夏、初先発のマウンドで投げ合ったのは、中学時代に千葉・松戸中央ボーイズで1学年先輩の二宮楽投手(3年)だった。不思議な巡り合わせに感謝しながら、序盤の援護にも支えられて5回1/3を3失点で7奪三振。「ボーイズの監督、スタッフをはじめ、嬉しいことだと思うし、少しは恩返しができたと思う」と胸を張った。

 熱い思いも受け取った。試合後にグラウンドから退場する際、二宮は「頑張れよ」と涙ながらに激励してくれた。「自分たちが勝っているということは、負けている相手もいる。そういったチームの思いもしっかり背負って投げていきたい」。準々決勝の相手は智弁和歌山。負けられない理由がまた一つ加わった。(小島 和之)

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