◆第108回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準々決勝 横浜6―0花巻東(18日・甲子園

 横浜(神奈川)が花巻東(岩手)との強豪対決を制し、2008年以来18年ぶりとなる4強入りを果たした。

 最速157キロを誇る今秋ドラフト1位候補・織田翔希投手(3年)が、自身が持つ甲子園最速タイの156キロを7度計測して、花巻東打線を圧倒。

1点リードの3回に味方のバックホームで同点を阻止すると、一気に波に乗った。7回には3者連続三振。9回にも156キロを2度マークする異次元のスタミナも示した。圧巻の2ケタ10奪三振での完封劇で花巻東をねじ伏せた。

 打線も序盤、中盤と効果的に加点し、甲子園では初対戦となった強豪に快勝した。夏の甲子園で、神奈川県勢が岩手県勢に勝利するのは6度目の対戦で初めてとなった。

 横浜にとっては特別な思いを胸に挑んだ一戦だった。元監督で、歴代5位タイの甲子園通算51勝を挙げた渡辺元智さんが17日に81歳で死去。訃報に接し、チームは同日の練習前に黙とうをささげて名将との別れを惜しんだ。

 村田浩明監督(40)も渡辺さんの教え子で、04年の夏の甲子園では主将として8強入り。監督と選手として、また指導者としても多くの薫陶を受けてきただけに、試合前には「まだ正直、実感は湧いてないという感じでして。でも、監督さんは今日、甲子園の空から絶対に見守ってくれていると思う。

変わらずにしっかりやれっていうメッセージをくれているような気がしますので、変わらずに目の前の一戦をしっかり戦いたい」と、この一戦に懸ける思いを口にしていた。

 準決勝は強打の智弁和歌山と対戦する。

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