◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(29日・東京ドーム)

 大きなストライドでダイヤモンドを駆け回った。平山が2本の二塁打を放ち、勝利に貢献した。

「2本出てくれて、ほっとしています」。3回先頭の第1打席では、先発左腕・玉村から右翼線二塁打を放ち、二塁に頭から滑り込んだ。2―0の4回2死、リチャードの2ランで先制した直後には左中間二塁打。続く戸郷の中前適時打で生還し、3点目のホームを踏んだ。

 対左投手の相性の良さを買われての先発出場だった。開幕直後に橋上監督代行(当時オフェンスチーフコーチ)に「左(投手)を打てたら、重宝される。左を打つために何が必要なのか自分で考えて打席で体現してみろ」と助言された。2軍では得意だった引っ張りを極力やめた。「(意識を)センターから逆方向に入るようにはしてました」と課題と向き合い克服した。

 軽くなったバットで結果を残した。18日にキャベッジが2軍に降格する際に、「あげる」と先端がくりぬかれたバットを譲り受けた。バットがスムーズに出てこない状態だったが、もらったバットだと出てくる感覚があった。

この日の試合前、自身の916グラムのバットを球団スタッフに削ってもらい、30グラム軽い886グラムにした。練習では鋭い打球を広角に連発。「少し状態がよくなってきたかな」と手応えをつかんだ。「本当にキャビーのおかげです」と助っ人に感謝した。

 3試合を残し、優勝の望みはまだ残されている。「やっぱり優勝したいという気持ちはすごくある。本当にヒリヒリした場面に出してもらって感謝してます」。経験を積み、また強くなった。(臼井 恭香)

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