◆JERAセ・リーグ ヤクルト―中日(3日・神宮)

 通算188勝をマークして今季限りでの現役引退を表明しているヤクルトの石川雅規投手が、引退試合に臨んだ。

 昨年まで24年連続安打と打撃でも存在感を発揮してきた「小さな大投手」は、7回に代打で登場。

高橋宏と対戦し、三飛に倒れたが、神宮は大歓声に包まれ大きな拍手に包まれた。石川は高橋宏に歩み寄り、打撃用手袋をとってガッチリと握手を交わした。

 その後、満を持してマウンドへ。森を相手に4球を投じ、最後は空振り三振を奪った。降板するレジェンドの目には涙が浮かんでいた。

 引退試合でプロ初となる代打での登場。前日2日には打撃練習をこなし「久々にバットを持って振ったんですけど、すごいな、プロ野球選手と思って(笑)。でも、それも含めて思い切って楽しみたい」と話していた。

 

 石川は9月の引退会見で「打撃もすごく大好きだった」と告白。「プロ野球は無差別級。大きい選手に負けたくない」と167センチの体で駆け抜けたプロ野球人生を振り返っていた。この日はヤクルトナイン、ボールボーイらが石川の背番号「19」をつけてレジェンドの引退試合に臨み、5回終了後には通算勝利数にちなみ188発の花火が打ち上げられた。

 ◆石川 雅規(いしかわ・まさのり)1980年1月22日、秋田市生まれ。46歳。秋田商で3年夏に甲子園に出場。青学大に進学すると、3年時の2000年にシドニー五輪に出場。リーグ戦通算51試合で23勝8敗など好成績を残し、2001年に自由獲得枠でヤクルトに入団。1年目の2002年に12勝を挙げて新人王を獲得し、以降は投手陣の柱としてチームを支えてきた。主なタイトルは08年の最優秀防御率(2・68)、ゴールデン・グラブ賞など。551登板で3165回2/3を投げて打者1万3343人に対した。188勝194敗、4ホールド、防御率3・94、27完投、9完封勝利。打っても24年連続安打を記録した。167センチ、73キロ。左投左打。

※成績は10月2日現在

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