◆JERAセ・リーグ 巨人2―5DeNA(3日・東京ドーム)

 巨人がDeNAに敗れ、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた阪神の優勝が決まった。巨人は2年連続V逸となり、今季の2位が確定。

阪神が優勝、巨人が2位のパターンは1950年の2リーグ制導入後、史上初となった。

 昨オフに岡本が米大リーグ・ブルージェイズへ移籍。大黒柱が抜けたが、ダルベックや松本らを補強し、さらに先発の層に課題があったことから則本やウィットリー、マタ、ドラ1・竹丸らも加わって今季を迎えた。

 しかし、開幕投手最有力候補だった山崎が3月中旬に故障離脱し、エース・戸郷も不振で2軍スタート。それでも開幕3月27日・阪神戦はドラフト1位・竹丸が先発して好投するなど、白星発進した。開幕ローテに入った田中将や則本も奮闘し3、4月を15勝12敗の3位で終えると、5月半ばには7連勝もあった。

 だが、交流戦前には緊急事態に見舞われた。阿部前監督が、不祥事で交流戦開幕だった5月26日に辞任。急きょ、橋上監督代行体制でスタートした。指揮官不在の中、交流戦は浦田、松本の「ウラマツコンビ」らの躍動もあり、10勝6敗2分けの4位(セ・リーグ1位)と健闘。交流戦中の6月10日には今季初の単独首位に浮上するなど、本格的に首位争いに加わった。

 夏場は大勢や戸郷、山崎、吉川、門脇ら負傷離脱が相次ぎ、キャベッジの不振による2軍降格もあった。

ウィットリー、ハワード、マタも故障があり、シーズン最終盤は3人とも不在。それでも支配下70人中65人が出場する全員野球で首位を争い続けた。先発では井上がひとり立ちし、救援では森田、堀田が台頭。昨季に続いて存在感が光った田中瑛は現役ドラフト出身で初タイトルとなる最優秀中継ぎ賞を獲得した。野手では浦田がレギュラー格となり、平山、笹原ら若手の奮闘もあった。

 実際、最終盤の9月にも首位浮上への好機はあった。阪神は5~15日に今季最長7連敗。12日は直接対決で巨人が1―0で勝利を収めていた。この時点で0・5差。勢いに乗って奪首したいところだったが、翌13日からのDeNA3連戦で3連敗。その後連勝で19日に0差に肉薄したとはいえ、3連敗はあまりにも痛かった。そして22日からの広島4連戦でまさかの1勝3敗。

逆転優勝は風前のともしびとなった。

 阪神との直接対決で8勝16敗1分けと大きく負け越したことも、優勝を逃した大きな要因となった。CSは10月10日からの第1SがDeNA戦(東京ドーム)で、突破すれば最終Sで阪神戦(甲子園)が待つ。リーグVを逃したが、レギュラーシーズンの借りをCSで返し、日本一を目指す。

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