大相撲の大関・安青錦(安治川)が4日、東京・墨田区の江戸東京博物館でトークイベントを行った。この日が初対面だったというカナダ代表で24年パリ五輪柔道女子57キロ級金メダルの出口クリスタさんと壇上に並び、食事面やメンタル面などの質問に答え、互いの考えを語り合った。

 幕内優勝や五輪金メダルで人生が変わったか、という質問にも2人の人柄がにじみ出た。今年3月に現役を引退した出口さんは「人生自体はそんなに変わってない。変えたくないというか、金メダルは取れたけどそれは物であって、過程や今後の活動の方が大事。そこにおごらず、たまたま運が良かった一人と考えている」。その上で「金メダルを取って良かったなと思うのは、私を見て柔道を始めたという子が増えたのがうれしかった」と話した。

 隣で真剣な表情で聞き入っていた安青錦は幕内優勝を3度経験している。「優勝した夜はお酒やご飯がいつもの何倍もおいしい」と語ったが、「その夜は人生変わったなと思うけど、やることも変わらないし、そこで終わるわけではないので。2か月後にまた場所もある。優勝した夜は一番楽しくて、次の日起きたらまた来場所に向けという感じです」と、すぐに次に切り替えていると明かした。

 70分間に及んだトークショーの最後には出口さんから「いろんなお話ができてすごく楽しかった。後輩たちの育成、バックアップも頑張りながら相撲の応援も頑張ります、横綱になってください」とエールを送られた。安青錦も「楽しかったです。

これからもいい相撲取って、一番上の番付を狙えるように頑張っていきます」と決意を述べた。

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