MLBは8日(日本時間9日)、新労使協定締結交渉でレギュラーシーズンを154試合に削減する案を明らかにした。

 2029年から導入しレギュラーシーズンを現行の162試合から154試合に減らし、シーズン終了を1週間前倒しする。

また全球団がレギュラーシーズン中に同地区球団と4回のスプリットダブルヘッダー(別チケットが必要)を行う。154試合制はア・リーグは1960年以来、ナ・リーグは1961年以来となる。

 これにより毎週月曜日を原則的に休養日とし、月曜日に試合があった週は木曜日にする。選手給与はこれによる減額はされず、出来高ボーナスなどは154試合を基準として比率を調整するという。

 一方でポストシーズンを充実させる。レギュラーシーズンを短縮させる期間を利用して、地区シリーズを現行の5回戦制(3戦先勝)から、リーグ王者決定シリーズとワールドシリーズ同様に7回戦制(4戦先勝)に拡大される。ワイルドカードシリーズ(WCS)では、出場4チーム中、最も格上にあたる勝率3位地区優勝球団が、ワイルドカード2位か3位から相手を選択できるようになる。同様に地区シリーズでは、勝率1位地区優勝球団がWCS勝ち上がり球団のどちらと対戦するか選べる。新フォーマットでは、これらを導入した場合でも、ワールドシリーズ最終戦開催日が現行から2日延びるだけにとどまるという。

 この提案に選手会は同日に声明を発表。「リーグは本日、日程に関する複数の提案を行った。これらについては精査し選手たちと意見を出し合って回答する。

残念ながらリーグは全ての提案が、選手の権利と報酬を骨抜きにするシステムであるサラリーキャップ(選手人件費の総枠制限)や、その他の選手のためではない提案に対する同意を条件としている」とした。

 現行の労使協定は今季限りで満了。新協定が成立しない場合、MLB機構(オーナー側)によるロックアウトが実施され、来シーズンに影響が及ぶ可能性がある。

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