◇プロボクシングトリプル世界戦 ▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・寺地拳四朗―同級10位ハシエル・アマドル ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・増田陸―同級1位・堤聖也 ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者ダビド・ヒメネス―同級2位ユーリ阿久井政悟(11月29日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦の発表会見が14日、都内のホテルで行われた。初防衛戦に挑むWBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗(34)=BMB=は、勝って統一戦に進むことを明言した。

 7月にイスラエル・ゴンサレス(メキシコ)を下し3階級制覇を達成。1年ぶりに王座返り咲きに成功した寺地は「ベルトが返ってきてうれしかった。常に世界戦をやっているので、今回が初防衛という感覚はあまりない。コンディションもいいし、スパーも順調に消化している」とベテラン王者らしく落ち着き払った表情で口を開いた。

 挑戦者のWBO世界スーパーフライ級10位ハシエル・アマドル(25)=メキシコ=は、世界戦こそ初めてだが、16戦して1分けはあるものの無敗を誇る。15勝のうち、13がKO勝利というKO率87%のハードパンチャーだ。徐々に対策も練っているとあって「身長が高く、前に出てくるタイプ。ジャブを突いて前に出せないようにしたい」と話した。

 今回の興行には昨年3月に拳を交えたユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が2階級制覇を狙い、同じリングに登場する。フライ級時代にWBA&WBCの王座統一戦を行い、激闘の末に12回TKO勝ちしたライバル。ボクサー人生が最終章に入ったことを明言する寺地は、阿久井の王座奪取に期待を込めつつ「この試合に勝てば、その先は統一戦になる。ユーリ? 意識している」と壇上で並ぶライバルを横目に、不敵に笑って見せた。

 戦績は寺地が26勝(16KO)2敗、アマドルは15勝(13KO)1分け。

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