日本卓球協会は27日、来年1月19日開幕の全日本選手権(一般の部、東京体育館)と世界ツアー、WTTチャンピオンズ(開催地未定)の日程が重複したことを受け、2028年ロサンゼルス五輪を目指す選手が全日本選手権に出場できない可能性があることについて、声明を発表した。

 来年1月19日~24日に全日本選手権の開催が決定後、今年9月に世界ツアーを主管するITTFおよびWTTが来年のツアーの日程を発表した。

これにより、例年は1月上旬に開催されていたWTTチャンピオンズが、全日本選手権と同時期に開催されることが判明。日本協会は「選手に重大な影響を及ぼす今回の日程重複を受け入れがたいもの」と考え、直ちにITTFおよびWTTに日程変更を強く申し入れ、さらに開催予定地の協会にも変更を打診したという。

 しかし調整できず、現時点で日程の重複を回避できない。また、全日本選手権の日程の変更も検討したというが、開催まで4か月を切った中で会場や運営、関係者への影響を踏まえ、変更は「困難であると判断した」と経緯を説明した。

 ロサンゼルス五輪のシングルスと団体の日本代表候補2人は、同年1月に発表される世界ランキングの日本勢上位2人が選出されることを既に発表済み。今回のWTTチャンピオンズは世界ランキングに関わるポイントが大きく、五輪新種目の混合団体のシード順にも関わるため、ロス五輪を目指す日本選手にとって重要だ。

 一方で選手にとって日本の伝統大会である全日本選手権は特別な舞台だ。しかし選手は2大会のどちらに出場するか、選択せざるを得ない事態となっており、日本協会は「選手の競技機会を大きく損なうもの」と重く受け止めているという。

 同協会は重複問題の今後の対応について「選手の競技機会を守ることを最優先に、関係者への影響を可能な限り抑えるための対応を進めます。また、28年以降、同様の事態を二度と生じさせないよう、ITTFおよびWTTに対し、国際大会の日程を各国・地域の主要な国内大会と事前に十分調整する仕組みの確立を強く求めてまいります」と見据えた。

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