全米野球記者協会(BBWAA)が選出する今季の最優秀選手(MVP)の最終候補各リーグ3人が2日(日本時間3日)に発表され、ドジャース・大谷翔平投手(32)が名を連ねた。両リーグのMVPは、12日(同13日)に発表予定。

大谷が受賞すれば、4年連続5度目の受賞となる。大谷のほかにナ・リーグMVP最終候補にはカブスのピート・クローアームストロング外野手(24)、ブルワーズのブライス・チュラング内野手(26)が入った。

 今季の大谷は、23年9月に受けた2度目の右肘手術から復活。3年ぶりに開幕から先発ローテ入りし、前半戦は二刀流でフル回転した。投手として好スタートを切り、4月の月間最優秀投手に輝くなど、6月までに8勝を挙げ、防御率も1点台と圧巻の投球を続けた。

 だが、6月に左膝違和感が明らかになると、7月には上腕二頭筋の炎症も訴えた。オールスターの出場を辞退し、結局後半戦は投手復帰はかなわなかった。打者に専念する道を選んだが、なかなか打撃の状態も上向かず、9月にはドジャース移籍3年目で初の負傷者リスト(IL)入りとなった。

 投手として14試合に登板して8勝2敗、防御率1・79。打者としては135試合に出場して523打数144安打の打率2割7分5厘で30本塁打、81打点、11盗塁。30本塁打は、21年以降では最少だった。

 それでもMVPの最終候補に残るのは大谷の二刀流が高く評価されているから。

データサイト「ファングラフス」のどれだけチームの勝利数を上積みしたかの指標となっている「WAR」ではリーグ2位タイの6・6(投手2・9、打者3・7)をマーク。リーグではクローアームストロング(カブス)の10・6に次ぎ、ミジオロウスキー(ブルワーズ)の6・6に並ぶ2位タイだった。

 最終候補入りは21年から6年連続6度目。6シーズン連続で最終候補に入るのは、1941~49年のテッド・ウィリアムズ(レッドソックス、43~45年は軍務でプレーせず)以来2年目で、6年連続は史上初となった。

 直近は3年連続満票でMVPに輝き、4年連続受賞となれば01~04年のボンズ(ジャイアンツ)に並んで史上最長となる。だが、今季は選手会選出のMVPでクローアームストロングが選出されるなど、45発で本塁打王に輝いて45本塁打、41盗塁で「40―40」(40本塁打&40盗塁)をマークした「PCA」ことクローアームストロングが最有力とされている。

  ワールドシリーズを制覇したブルワーズ打線を引っ張ったチュラングは、151試合に出場して、21本塁打、100打点、打率2割6分8厘、19盗塁、OPS・816だった。

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