みそのトレンドは生みそから液状みそや顆粒みそへシフト(売場写真)
食品需給研究センターの集計によると、2020年度のみその生産量は、前年比1.4%減の47万4,700tとなり、21年に入ってからも1月4.8%減、2月も4.8%減と、新型コロナの影響で、減少傾向が止まらない。これにより、輸出をさらに強化するメーカーが出てきており、トップメーカーのマルコメは、4月21日付で、ウェブサイト多言語化ソリューション「グローバルサイトにウォーブン・ドットアイオー」を導入し、7言語(英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語、フランス語、ドイツ語、タイ語)での公開を開始した。
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外出自粛で外食に供給している業務用のみそが大幅に減った。小売では、内食需要の高まりから、家庭用のみその販売は好調だが、業務用の落ち込みをカバーできていない。
地方の中堅みそメーカーは地場の学校給食や外食への販売に依存しているケースが多く厳しい状況が続いている。
即席みそ汁は、テレワークの浸透により、オフィス近くのコンビニの売上が下がっていることから、カップみそ汁などの売上も下がっている。しかし、内食需要の高まりから、家庭用の販売が好調で、いろいろな味が楽しめるアソートタイプの多食用を中心に販売を伸ばしている。
みそのトレンドは、生みそから液状みそや顆粒みそへシフトしている。簡単で扱い易く、短時間で調理ができることが指示されている理由だ。マルコメの調査によると、若年男性からの購入が増えており、液みそユーザーの3割強が20-30代男性だったことを明らかにしている。
みそ売場でも、人の目線の位置に、液状みそを配置しているスーパーが多い。消費者が手に取りやすい特等席に液状みそが並べられており、フレーバーも数多くあることから、液状みその売場面積は広がっている。
顆粒みそも簡便・時短を可能にする調味料として、メーカーが積極的に訴求していることから、販売店からの注目度は高い。調味料として、レシピ提案ができるため、メニューという切り口から品物を消費者に勧めることができる。
コロナ禍の影響で、中堅みそメーカーの高価格帯の商品の販売も好調だ。みそ汁は食卓に登場する頻度が高いメニューであることから、「少し贅沢な商品を試してみたい」という消費者が存在している。長期熟成や天然醸造を謳ったこだわりの生みその販売は徐々にだが、上向いてきていると言える。
即席みそ汁では、フリーズドライや顆粒タイプが売れている。コロナ禍の初動で大容量タイプへの需要が急激に高まったが、その後は、こだわり具材の3食タイプなども売上を伸ばした。ただ、新型コロナ発生から1年が経ち、再び大容量タイプの売上が伸長している。中でも、みその味を食べ比べできるような多食用タイプが支持されている。EC専用で販売する限定感のある商品も登場しており、ひかり味噌の「産地のみそ汁めぐり」はロングセラー商品となっている。

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