シフィオンテク 「試合のコントロールを失ってしまった」緊張による身体の硬さを告白


5月31日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス4回戦で、同大会5度目のタイトル獲得を狙った第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク3位)は、第15シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同15位)に5-7, 1-6で敗れ、ベスト8進出を逃した。

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全仏オープンで4度の優勝を誇る元世界1位のシフィオンテク。
今大会は5度目の栄冠を目指す戦いとなったが、4回戦で立ちはだかったのは、クレーコート・シーズンで2大会連続優勝を果たし、4月のビリー・ジーン・キングカップを含め前哨戦から15連勝と破竹の勢いで勝ち上がってきた23歳のコスチュクだった。

過去3度の対戦で1セットも落とさず全勝しているコスチュクとの一戦は、序盤から激しいストローク戦が繰り広げられる。セット中盤、第7ゲームでシフィオンテクが先にブレークを奪うものの、直後のゲームでコスチュクにブレークバックを許す。終盤に進むにつれ、徐々にストローク戦で我慢しきれずにミスが出始め、スムーズにサービスキープができない展開が続く中、5-6で迎えた第12ゲームをブレークされ、シフィオンテクはコスチュク戦で初めてセットを失うこととなった。

続く第2セット、シフィオンテクは第1ゲームで先にブレークを奪ったものの、自信に満ちたコスチュクの猛攻を止められなかった。リターンから攻撃的なショットで攻め立てられると、1-0から6ゲームを連取され、ストレートで敗退。シフィオンテクの5度目の全仏制覇への挑戦は、4回戦で幕を閉じた。

試合後の会見でシフィオンテクは、「今日は本当に良いプレーができなかった。自分が望んでいたレベルを維持するのがとても難しかった」と敗戦を振り返った。

第1セット中盤までは主導権を握る場面もあったが、その後は徐々にリズムを失った。シフィオンテク自身も「試合のコントロールを失ってしまった。時間が経つにつれてどんどん状態が悪くなり、立て直す方法を見つけられなかった」と語り、「マルタがチャンスをしっかり生かした」とコスチュクを称えた。


敗因については精神面の影響を挙げ、「今日は自分がすごく緊張していた。身体が本来やるべき動きをできなかった」と説明。「やりたくないミスをしてしまったし、安全にプレーしようとしていたのにボールがあちこちに飛んでいった。以前感じていた嫌な感覚が戻ってきてしまった」と苦しい試合内容だったことを明かした。

一方で、「少なくとも取り組むべき理由は分かっているし、解決策もあるかもしれない。1週間や1か月で解決する問題ではないかもしれないが、この問題を乗り越えられると信じなければならない」と前を向いた。

今後は芝シーズンへと向かうが、「まずは休養して、その後に練習することになると思う」と話し、「どうなるかは分からない。私は魔法使いではないから」と苦笑いを浮かべながらも、次の戦いを見据えていた。
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