ロナウドはマンUで順調に成長 photo/Getty Images
注目集めていたもう1人の男がいた
2003年、マンチェスター・ユナイテッドはFWクリスティアーノ・ロナウドをスポルティング・リスボンから獲得することに成功した。この補強は大成功だったのだが、実は当時のスポルティングにはもう1人高い評価を得ていた若者がいた。
ロナウドも才能を称えていたとされるFWファビオ・パイムだ。
ロナウドと同じくスポルティングの下部組織で技を磨いていたパイムは、1988年生まれの32歳。ロナウドの方が3つ年上なのだが、英『GIVE ME SPORT』によればマンU加入当初のロナウドはパイムの才能を高く評価していたのだという。
ロナウドは「ファビオ・パイムを見るまでは、僕が優れていると思うかもね」と語ったと伝えられており、同じくウイングでプレイしていたパイムはロナウドよりハイレベルな選手へ成長していた可能性がある。
ただ、それは現実とはならなかった。同メディアがロナウドとの違いに挙げたのは、メンタリティだ。
ポルトガル世代別代表でプレイしていたパイム photo/Getty Images
2008年にはチェルシーへ移籍したこともあるのだが、そこでパイムは結果を残せなかった。結果的にはマルタ、ルクセンブルク、アンゴラ、リトアニア、カタールなどマイナーなクラブを転々とするキャリアになってしまい、スタープレイヤーにはなれなかった。
「時折チェルシーのトップチームと一緒にトレーニングしたけど、プレイできなかった。試合に出たかったよ。もっとやれると感じていた。
パイムはこのようにチェルシーでのキャリアを振り返っている。この頃ロナウドはすでにスタープレイヤーの仲間入りを果たし、チャンピオンズリーグのタイトルも手にしていた。若い頃はそれほど変わらないレベルにあったかもしれないが、プロになってからの努力が2人の間に大きな差をつけることになったようだ。
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