今季退任のイラオラ、ボーンマスをクラブ初のヨーロッパの舞台へ...の画像はこちら >>

ボーンマス指揮官イラオラ Photo/Getty Images

就任から3シーズン目で切り拓いた歴史の扉

プレミアリーグ第37節、マンチェスター・シティと引き分けたことで、ボーンマスはクラブ史上初めてヨーロッパ大会への出場を決めた。しかし、その歴史を作ったアンドニ・イラオラ監督は今季限りでクラブを去る。



シティ戦ではFWイーライ・ジュニア・クルピのゴールで先制したものの、試合終了間際にアーリング・ハーランドに同点ゴールを決められる苦しい展開となった。しかし、引き分け以上の結果が試合後に待っていた。EL出場権を確定し、今後の展開次第ではCL出場も可能性がある。

英『The Athletic』は、試合後のバイタリティ・スタジアムを「誰も自分たちが今、どんな感情なのか整理できていないようだった」と描写した。クラブ史上初の欧州出場を喜ぶ一方で、その歴史を作った監督との別れも近づいていたからだ。

スペイン人指揮官がボーンマスに就任したのは、23-24シーズン。『The Athletic』で、イラオラは次のように語っている。

「私が最初に来た頃、チームは良いスタートを切れなかった。きっとみんな、『この監督は誰なんだ?』と思っていたはずだ。でも今、ボーンマスはEL出場権を手にした。そして来週末には、さらに大きなことを成し遂げられるかもしれない」

イラオラは「本当に濃密な3年間だった」とも話す。リーグ開幕前にはミロシュ・ケルケズ、ディーン・ハイセンといった昨シーズンの守備陣を支えたDFが移籍した。
シーズン途中で、エースのガーナ代表FWアントワーヌ・セメンヨは、対戦したシティに移籍。苦しい戦いを強いられた中、1899年創設のクラブは新しい道を切り拓いた。

躍進したチームの先頭に立っていたのが、監督のイラオラだった。歴史を作った監督は去る。しかし、クラブ史上初のヨーロッパ大会出場という記録は残った。

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