W杯に挑むキュラソー代表 Photo/Getty Images
夢の舞台へ
2026年ワールドカップで最も注目すべき“シンデレラストーリー”かもしれない。人口わずか約18万5000人のカリブ海の島国キュラソーが、史上最小の出場国として世界最高峰の舞台に挑もうとしている。
『The Athletic』によると、キュラソー代表は母国のビーチで裸足のトレーニングを実施。砂浜で腕立て伏せを行い、ボールを蹴りながら海へ飛び込むなど、開放的な環境で調整を続けてきたという。また窓ガラスのない古いスクールバスで移動する様子が話題となり、その飾らない姿が世界中の注目を集めた。
そんなキュラソーは予選10試合無敗という快進撃で初出場を決定。ハイチやトリニダード・トバゴを退け、元イングランド代表監督のスティーブ・マクラーレン氏が率いるジャマイカを敗退へ追い込んだ。主将のレアンドロ・バクーナは「あの夜は神様が味方してくれた。僕たちのために書かれた物語だった」と振り返っている。
チームを率いるのは78歳のディック・アドフォカートだ。同監督はW杯史上最高齢監督となる見込みで、かつてサンダーランドも指揮した名将である。さらに代表メンバーの大半はオランダ生まれだが、家族のルーツを通じてキュラソー代表を選択。2010年まで独立した代表チームすら存在しなかった国が、今や世界大会へ辿り着いた。
ドイツ、コートジボワール、エクアドルと同組という厳しい戦いが待つが、リバノ・コメネンシアは「優勝するために行く」と宣言している。

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