市内を貫く“壮大すぎる道路計画”が進行中

 北陸地方整備局は2026(令和8)年度より、新潟市内で進めている国道7号「沼垂(ぬったり)道路」の整備事業で、新たに用地買収へ着手します。

【うわ、デケェ…】国道7号「沼垂道路」の完成イメージを見る(写真・地図など)

 計画延長およそ1.6kmの沼垂道路は、新潟市中心部の栗ノ木橋交差点付近から、信濃川に架かる柳都大橋までの国道7号に高架の立体部を構築する事業です。

 南側は同じく立体部を整備中の「栗ノ木バイパス」と連続しており、東西にややずれた位置に架かる柳都大橋までをクランク状につなぎ南北方向の自動車専用区間とする計画です。一方、栗ノ木バイパスは沼垂道路から南へ伸び、市街を東西方向に貫通する国道8号「新潟バイパス」の紫竹山ICへと直結します。

 この沼垂道路と栗ノ木バイパスは、総延長約5.6km(うち立体区間は約4.4km)に及ぶ大規模な道路計画「万代島ルート線」の一部として計画されています。すでに柳都大橋を北へ渡り、地上に降りていく部分の約1.5kmは開通済みです。両路線が完成すれば、中心市街地の古町エリアから信濃川を渡り、JR線を越えて紫竹山ICまで、信号ナシで行き来できるようになります。

 また、沼垂道路の区間では交通事故の多発も問題となっています。特に栗ノ木橋交差点は、ITARDA(交通事故総合分析センター)がまとめた2017年~2020年の統計で、死傷事故件数が北陸地方整備局の管内でワースト1の交差点となりました。このほかにも3つの交差点がワースト50位以内に入っており、安全性の確保も急務です。

 万代島ルート線ではこれまで、栗ノ木バイパスの工事が進められてきました。栗の木バイパスはもともと6車線の道路でしたが、2022年には東側に並行する県道を国道の一部として取り込み上下線を分離したうえで、立体部を構築するスペースを確保。すでに橋脚が林立し、2026年3月からは一部で橋桁を架ける工事もスタートするなど、ここ数年で周囲の光景は一変しています。

 これに続く沼垂道路も事業が動きだすことで、さらに変貌するかもしれません。

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