この記事をまとめると
■自社で開発するコストがない場合に用いられるのがOEM販売だ



■本家のモデルよりもグレードや装備が簡易的だったり劣ってる場合がある



■OEM車を売っても販売員の報酬にはカウントされないケースも



痒いところに手が届かないときに大活躍なOEM車たち

OEM車というのは他メーカーから車両の供給を受けて自社ブランドで販売するものを指しており、自社で開発するほどの台数は見込めないものの、そのポジションを担う車種がまったくないと販売戦略上でちょっと困ってしまう、という絶妙なポジションの車種について設定されることが多い。



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そのため、どちらかというとベースとなった本家の車種よりも影が薄くなってしまいがちではあるが、そんなOEM車のなかでも特に知名度が低かったり、忘れ去られてしまいがちなモデルを独断と偏見でピックアップしよう。



ダイハツ・アルティス

軽自動車やコンパクトカーを中心にラインアップするダイハツ車のなかで、フラッグシップモデルとして君臨しているのがアルティスだ。



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このアルティスはトヨタのカムリがべースとなったもので、その歴史は意外にも古く2000年から存在しており、現在は5世代目となっている。



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といっても基本的にはダイハツの重役などが乗る車種というポジションとなっており、現行モデルはグレードも「G」のモノグレード。カムリに設定されている「WS」のようなスポーティグレードも存在せず、現行型初期に設定されていたサンルーフのオプションも気づけば消滅してしまっている。



じつはトヨタも多彩な軽自動車を売っている

スバル・トラヴィック

ミニバンブーム全盛の2001年にスバルから発売された3列シートミニバンのトラヴィックは、当時資本提携関係にあったゼネラルモーターズ内のブランド、オペルからザフィーラのOEM供給を受けて販売されていた車両である。



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ただ、このトラヴィックはオペル ザフィーラにスバルのエンブレムを装着して販売するといった間に合わせのOEM車ではなく、なんとエンジンを日本で販売されていたザフィーラの1.8リッターに対して2.2リッターのものをチョイス。



また「Sパッケージ」と名付けられたグレードには、スバルが独自開発したエアロパーツやスバルセッティングの足まわりがおごられており、走りの質感が高められていただけでなく、販売価格もザフィーラよりも50~100万円ほど安価というもので(ただしトラヴィックはタイ工場製)、日本ではザフィーラを大きく上まわる販売台数を記録していた。



トヨタ・ピクシスシリーズ

いまや日本でもっとも売れている自動車はヤリスでもカローラでもなく、N-BOXであることからもわかるように、非常に高いシェアとなりつつある軽自動車。



それだけに天下のトヨタでもダイハツからOEM供給を受けて軽自動車を販売しているのだが、意外にもその知名度は低いようだ。



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現在ではミライースのOEM車であるピクシスエポック、キャストのOEM車であるピクシスジョイ、ウェイクのOEM車であるピクシスメガ、そしてハイゼットのOEM車であるピクシストラック&ピクシスバン(そしてコペンGR SPORT)と比較的幅広い軽自動車のラインアップを持っているのだが、意外にも一般ユーザーの認知度は低い。



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これは多くのトヨタディーラーで軽自動車は販売しても営業マンに対する報奨金の対象にならない(販売実績のカウントはされる)ことも影響しているようだ。

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