5月4日のヤクルト戦(東京D)で今季初先発が濃厚な巨人・戸郷翔征投手(26)は首脳陣の期待に応える意欲を示した。

 来たる1軍復帰の時へ、戸郷は静かに闘志を燃やしながら口を開いた。

28日からの9連戦中の登板が決まり、5月4日・ヤクルト戦(東京D)で今季初先発することが濃厚。G球場で登板翌日の軽めの調整を終えると、「やっと自分のシーズンが開幕する。これから1年間、まずは1試合しっかり投げたいです」と決意を新たにした。

 今年はオープン戦3登板を防御率9・00と思うような結果が出ず、開幕を2軍で迎えた。ファームでの5登板を経て1軍に舞い戻る。杉内投手チーフコーチは今回の1軍復帰にあたり、昨季まで2年連続開幕投手を務めた右腕を山崎とともに「エース」と形容。それだけに、「2軍でもいい選手がたくさんいる中で、僕を選んでくれた。その期待にしっかり応えたい。自分の中でいい試合にしたいです」と意気に感じながらマウンドに立つ。

 2軍ではフォームの変更など、自らに変化を加えながら復活への時を刻んできた。一番の手応えは直球。7回6安打無失点だった前日26日のファーム・リーグ中日戦(ナゴヤ)では最速150キロを計測していた。

「(球威が)戻ってくると、真っすぐが来るって分かっていてもファウルになる。自分の中でもいい感覚は出てきている。それを次の試合で出すことができたら、いい結果が生まれるんじゃないかなと思います」とイメージを膨らませた。

 ここまでは自身がいるべき舞台での試合を、映像を通して確認してきた。「何とか野手もヒット1本つないで頑張って点を取ったり、投手も何とかその点を守ろうとしているのは、見ていてもすごく感じます。本当にそこにいる選手たちはすごい。僕もその流れに乗りたいと思いながら見ていました」。何度も快投を見せてきた本拠地のマウンドへの帰還。あとはその姿で復活を証明するだけだ。

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