Text:田中亮太 Photo:シンマチダ
東京を拠点に活動する福岡トーゴのソロ・プロジェクト、Togoz(トーゴズ)がファースト・アルバム『発見』を完成させた。自身のハウススタジオですべて制作された同作には、フォークからポスト・パンク、ラテンやガレージ・ロック、さらにエレクトロニカやアンビエントまで多様な要素を織り込んだ、人懐っこいポップソングを揃えている。若者ならではの瑞々しい視点で現代に漂う落ち着かないムードを見つめつつ、それでも日常のささやかな楽しみや、見過ごされがちな出来事を掬い上げる、そんなアイデアに満ちた音楽集だ。リスナーの日々を素敵に彩る新たなポップの開拓者、Togozをいますぐ〈発見〉してほしい。
── このインタビューを依頼された際、Togozさんを「ビートルズやヴェルヴェット・アンダーグラウンド、トーキング・ヘッズなんかの少し古い音楽が好きな26歳の男子です」と紹介されたんです。
それは合っていますね(笑)。でも、自分では〈古い音楽が好き〉っていう感覚はないんですよ。父がビートルズや主に60年代の洋楽ロックが好きで、母のお腹にいるときからずっと聴かされてきて、それが基準になっているというか。だから90年代の音楽とかも最近の曲だなって思っちゃうんです。
── Togozの楽曲を聴いて、いちばんビートルズっぽさを感じた点は曲調やメロディーというより、いろんなアイデアを1曲に盛り込みつつ聴きやすいポップソングにまとめているところでした。
同じことはできないし、やりたくもないという気持ちはあって。ビートルズって当時なかったものを作っていったバンドで、だからこそ古びない普遍性を感じられると思うんです。その精神性をいちばんリスペクトしているし、ビートルズのやり方を自分なりに解釈して、自分のものを作りたい。僕が好きな各時代のバンドもその精神を受け継いでいる気がするし、最近のミュージシャンではマック・デマルコがいちばん好きなんですけど、彼もそういう独創性を持った人だと思います。
── マック・デマルコの音楽にはいつ出会ったんですか?
中学生くらいですね。YouTubeでいろいろ音楽を漁るようになったときに偶然。あまり日本で見ない感じの人だな、中学生の給食の時間に流れるような音楽じゃないなと思いました(笑)。彼の曲は生活の中の音楽だなって感じがします。かっこいいんだけどまったく本人とズレていないというか、外から作られたものではなく本人の魅力から出てきたもの。似た曲も少なくないんですけど飽きずに聴けるのは、メロディーが巧みだからだし、単純にミュージシャンとしてすごい人なんだと感じます。
── 洋楽を中心に聴いてきたと思うんですが、日本語で曲を作るのは大変じゃなかったですか?
英語のほうがリズムに乗せやすいと思いますが、やっぱり生活の延長にある音楽をしたいので、自分の言葉で話すってなったら、やっぱり日本語がいいですね。日本語として不自然にならないイントネーションやリズムなどを考えるのは楽しいですし。
── Togoz以前はThe Flying Videotapeという3ピース・バンドで活動していましたよね。バンドは2021年に活動休止しましたが、ドラムの椿三期さん、ベースの椿拓朗さんはTogozのアルバムでも演奏しています。
The Flying Videotapeは、拓朗くんがアメリカの音楽学校に行くタイミングで休止したんです。同じ時期に僕もアメリカに留学したので休みの日には会いに行って一緒にセッションをしたりしていました。僕が帰国したあとにThe Flying Videotapeの名前でサポートを入れてライブしたこともあったんですけど、拓朗くんとふたりで始めたバンドだし、その体制で続けるのはちょっと違うかなと感じて。曲はずっと作っていて、最初はどんなふうに出すかも決めていなかったんですけど、ソロのつもりでアレンジをやり始めたら、バンドのときとはやっぱり違うアプローチができるな、もっと自由にできるなっていう頭になりました。
── そして2024年からTogozとして楽曲を配信するようになり、今回ついにファースト・アルバム『発見』がリリースされます。
ソロの宅録だけどバンド・サウンドが好きっていう気持ちはあるので、どっちも活かした音楽をしたいんです。今回は、ライブに参加してくれているふたりーーベースの久須美理九(WANG GUNG BAND、永井琳子バンド)とドラムの椿三期(元The Flying Videotape)にリズム隊をお願いした6曲、さらにThe Flying Videotape活動休止前に作ったものを3人で再集合して録音した「海辺の町」、それ以外の曲は自分ひとりで作っていて、バランスよく出来たんじゃないかな。ギターの今村晃大(永井琳子バンド)と鍵盤のKahoちゃんも2曲ずつ参加してくれています。
── バンドの演奏面で意識した点は?
リズム隊はクリックなしで同時に録りました。クリックありの演奏は後からの修正も簡単ですが、せっかくバンドで録るなら走ったりもたったりと伸び縮みするリズム、テンポの揺れやグルーヴを活かしたいなと思って。なかでも1回目のテイクを採用することにした「Sugar」ではとても活きのいい演奏が聴けると思います。
── アルバムを制作するうえでテーマやコンセプトはありましたか?
先行シングルとして配信した「アムニジア」を最初に完成させたんですが、この曲はアコースティックな手触りを大事に作りました。デモではギターを歪ませたロックな曲だったんですけど、作っていくうちにアコギをちゃん・ちゃん・ちゃん・.ちゃんって4拍子で鳴らしたり、トーキング・ヘッズのリズムの取り方を参考にしたり、アコースティックとエレキの融合という点では、アルバムの指針になったかもしれません。
── 同じく先行シングルとしてリリースされた「恋の手招き」はドラムと打ち込みのビートが両方使われていて、とても面白いビートになっています。
スティーブ・ガッドが叩いているポール・サイモンの「50 Ways to Leave Your Lover」って曲のドラム・フレーズを、三期くんがテンポを落として叩いてみたら、それがすごくはまって、そこに僕が打ち込みを足しました。最後のサビは自分でドラムを叩いているんですが、リンゴ・スター的なタイム感を意識しています。打ち込みと生ドラムのバランスについては、スライ・ストーンの感じをちょっとやってみたいなというのはありますね。
── あと、いろいろな趣向を凝らしたカラフルでサイケなサウンドながら、各楽器の音が聴き取りやすいのもアルバム全体の特徴で。
ミックスの際に分離感を大事にして、エンジニアの太田タカシさんもそれをすごく汲み取ってくれました。僕は全部を聴き逃したくないと思いながら音楽を聴くのが好きなんですけど、この作品についても次はこのパートを聴こうとか、そういうふうに何度も楽しんでもらえたらいいな。1回で聴き終わらない感じっていうか何回も聴きたくなる曲がやっぱり生活の延長というか、生活に馴染む音なのかなと思うし、そういうふうに心を彩る曲を作りたいなって気持ちが、音作りに出たのかもしれない。
── タイトル通り、リスナーに〈発見〉の楽しさを与えてくれる作品ですね。
物事に対して、遮断して一面だけを見るのはもったいないというか、多角的に見る生き方が豊かだと思うんです。今回のアルバムもそういう楽しみ方を提案できるとうれしいですね。制作中に〈発明〉ってタイトルも脳裏に浮かんだんですけど、というよりも最初から存在しているんですよね。気づいていないだけでずっとあるものを違う角度から見ることで見つける、という作品になっているといいなと思います。
── 6月6日土曜日には下北沢のBASEMENT BARで、このアルバムのリリース・パーティーを控えています。どういうライブにしたいと考えていますか?
初のワンマンだし、ちょっとどうなることやらという感じなんですけど、アルバムの録音メンバーを加えて、5人編成で演奏することは決まっています。ずっとやってきた仲間たちと一緒にライブをできるのがすごく楽しみだし、うれしいし、この人たちと一緒ならきっといいものができると思っているので、できるだけたくさんの人にそれを見てもらいたいし、きっと一緒に楽しむことができる、そんな日になるはず……と思って、いま準備を進めています(笑)。
── アルバムの楽曲をライブで聴くことで、さらに〈発見〉があるのではと想像します。
音源はひとつのバージョンでしかなくて、それが完成ではないと思っているんですよね。人の体調が毎日違うように、曲も毎回違っていいんじゃないかなって。その日の気分でもっと自由にやっていいと思うし、僕の音楽もそういう楽しみ方ができるものになるといいですね。
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<リリース情報>
「恋の手招き」
配信中
配信リンク: https://friendship.lnk.to/koinotemaneki_Togoz
1stアルバム
『発見』
4月29日(水) リリース
3,000円(税込)
『発見』ジャケ写
【収録曲】
1. Zzz
2. アムニジア
3. Sugar
4. マーコとキティ
5. ハリボテの街
6. オレンジの皮
7. 海辺の町
8. 鉄塔ロック
9. 恋の手招き
10. 偶然
11. Tragedy
12. オルカ
配信リンク: https://friendship.lnk.to/ThingsIFound_Togoz
<ライブ情報>
『Togoz 1st Album「発見」- Release Party』
6月6日(土)東京・下北沢BASEMENT BAR
開場 17:30 / 開演 18:00
【チケット情報】
前売:2,800円(税別/ドリンク別)
学割:2,000円(税別/ドリンク別)
▼一般発売:5月2日(土) 10:00~
https://w.pia.jp/t/togoz/(https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=O8070029&afid=P66)
Togoz オフィシャルサイト
https://sites.google.com/view/togoz/home

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