古川雄大・京本大我(SixTONES)主演、ミュージカル『モーツァルト!』本日開幕
ミュージカル『モーツァルト!』2024年ビジュアル(提供:東宝演劇部)

『エリザベート』を生んだゴールデントリオ、ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)×シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)×小池修一郎(演出・訳詞)による日本ミュージカル界屈指の人気作、『モーツァルト!』が3年ぶりに再演される。井上芳雄中川晃教山崎育三郎という錚々たる面々が演じてきたタイトルロールを今回務めるのは、2018・21年公演からの続投となる古川雄大と初挑戦の京本大我

前回公演からの間に帝劇単独初主演作『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』やテレビドラマ「ハヤブサ消防団」「大奥Season2」など様々な経験を積んできた古川と、『エリザベート』『ニュージーズ』『シェルブールの雨傘』と着実にキャリアを重ねてこれが待望の帝劇初主演となる京本という、話題性あふれるWキャストでの公演だ。



ザルツブルクの宮廷楽士レオポルト・モーツァルト(市村正親)の子として生まれ、5歳にして作曲の才能が花開いて“奇跡の子”と呼ばれたヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(古川/京本)。青年となってからも、彼の傍らにはいつも“才能の化身”アマデが寄り添い、作曲にいそしんでいた。領主であるコロレド大司教(山口祐一郎)に仕えて作曲することに嫌気がさしたヴォルフガングはある日、名声と自由な音楽活動を求めて故郷を後にする――。「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースに、重層的な作劇と高い音楽性で“人間モーツァルト”の35年の生涯に迫る物語。



出演はほかに、ヴォルフガングの妻となるコンスタンツェ役の真彩希帆、姉ナンネール役の大塚千弘、幼少よりその才能を見抜いて援助するヴァルトシュテッテン男爵夫人役の涼風真世香寿たつき(Wキャスト)ら。名作を彩るに相応しい豪華キャストが揃った2024年版『モーツァルト!』は、2025年より建て替えのため休館する帝国劇場のクロージングラインナップ作品として本日8月19日(月)に開幕したあと、大阪と福岡でも公演を行う。



文:熊田音子



古川雄大・京本大我の開幕コメント到着!

開幕に際し、8月19日(月)開幕日に初日を迎えたヴォルフガング・モーツァルト役・古川雄大と、8月20日(火)に初日を迎える同役・京本大我のコメントが到着!

■古川雄大 コメント
「楽しみ」と「不安」を行ったり来たりしていますが、今は楽しみな方が強いです。3回目にして理解できた部分や新しい発見があります。稽古場では、これまでの中で一番失敗したり恥ずかしい思いをしてきました。それくらい色々な事に挑戦してこられた稽古でしたし、曲に対するアプローチも結構変わってきていて、今回のヴォルフガングから変化を感じ取っていただけるのではないかと思います。
この作品はある意味ファンタジーですが、リアルにやりたい。

これまで自分の中でカチッと形を決めていた事、自分の中の決まり事をあえて取っ払って、舞台の上で自然に存在してみようと考えて臨んでいます。
(モーツァルトの享年である)35歳を越えたヴォルフガングは僕が初めてですが(笑)、フレッシュにいながら、彼の成長をいかに体現出来るかを大切にしたいです。“才能が宿るのは魂なのか、肉体なのが”という深いテーマの作品なのですが、このテーマをどれだけ感じ取っていただけるか。作品の本質をちゃんとお伝え出来るように取り組んでいきたいと思います。



■京本大我 コメント
あっという間の稽古期間でした。雄大君をはじめ、皆さん優しくて、色んな角度から多くのアドバイスをくださいました。今まで演じてこられた方々の事を考えるとブレッシャーはあるのですが、僕にとっては初挑戦なので、作品の歴史にリスペクトを持ちながら、今の29歳の京本大我ができるヴォルフガングへのアプローチを大事にしようと思っています。
未熟さもたくさんありますが、それも含めてさらけ出して、自分なりに自信を持ってお届けしたいなという気持ちです。舞台はナマモノですし、帝劇で主演も初めてなのでそういう怖さはありますが、それを忘れられるくらいヴォルフガングに熱中してスタートを切れたら、と思っています。なるべく守りに入らずに、”攻める”気持ちで行きたいです。ヴォルフガングだけではなく、京本大我自身の心もあえて尖っていたい。腰が引けたくないし、心持ちだけは常に強く前を向いていたいです。

勿論謙虚さは持ちつつも、舞台に挑む上での”尖り”が、ヴォルフガングの役柄にも良い影響を与えられたら良いなと思います。
『エリザベート」を経て久しぶりに帝劇に帰ってきたので、重みを知っているからこそ感じるブレッシャーと、逆に噛み締められる想いがあります。僕が帝劇に立つことを待ってくださっていた方々へは恩返しにもなると思いますし、何より作品が本当に素晴らしいので、観ていただける事が本当に嬉しいです。歴代の素晴らしいヴォルフガングがいらっしゃる中で、僕はかなり初々しく映ると思うんですけど(笑)、おこがましいかもしれませんが、何回も観ていらっしゃる方がご覧になっても、新しい作品を観ているくらいの新鮮さを感じていただけたらしいです。荒削りな部分も沢山ありますが、頑張っていきたいです!



★ミュージカル『モーツァルト!』製作発表記者会見の模様は こちら(https://lp.p.pia.jp/article/news/371712/index.html?detail=true)

<公演情報>
ミュージカル『モーツァルト!』



脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会

演出・訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)

出演:
ヴォルフガング・モーツァルト役 古川雄大・京本大我(Wキャスト)
コンスタンツェ(モーツァルトの妻):真彩希帆
ナンネール(モーツァルトの姉):大塚千弘
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:涼風真世・香寿たつき(Wキャスト)
コロレド大司教:山口祐一郎
レオポルト(モーツァルトの父):市村正親

セシリア・ウェーバー (コンスタンツェの母):未来優希
エマヌエル・シカネーダー(劇場支配人):遠山裕介
アントン・メスマー(医師):松井 工
アルコ伯爵 (コロレドの部下):中西勝之

アンサンブル:
朝隈濯朗 安部誠司 荒木啓佑 奥山 寛 後藤晋彦 木暮真一郎
田中秀哉 西尾郁海 廣瀬孝輔 港 幸樹 山名孝幸 脇 卓史
彩花まり 池谷祐子 伊宮理恵 樺島麻美 久信田敦子
鈴木サアヤ 原 広実 松田未莉亜 安岡千夏 柳本奈都子

アマデ
白石ひまり 星 駿成 若杉葉奈(トリプルキャスト)

【東京公演】
2024年8月19日(月)~9月29日(日)
会場:帝国劇場

【大阪公演】
2024年10月8日(火)~10月27日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール

【福岡公演】
2024年11月4日(月・休)~11月30日(土)
会場:博多座



公式サイト:
https://www.tohostage.com/mozart/



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