Saucy Dog石原慎也、映画『スクロール』主題歌に込めた想いを語る「誰もが見えていない当たり前を書きました」
映画『スクロール』ビジュアル (C)橋爪駿輝/講談社 (C)2023映画「スクロール」製作委員会

本日2月3日(金) に公開された映画『スクロール』の主題歌「怪物たちよ」を書き下ろしたSaucy Dog石原慎也(Vo/Gt)のインタビューが公開された。



清水康彦が監督を務める本作は、YOASOBIのヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝が2017年に発表したデビュー小説『スクロール』を原作とした実写映画。

北村匠海中川大志がダブル主演を務めるほか、松岡茉優、古川琴音らがキャストとして名を連ねている。



石原は今回主題歌のオファーが来たときは率直にとても嬉しかったそうで、「まずどのような作品なのかを理解したくて、原作も映画もしっかり見させて頂きました。そしてこの作品の主題歌としてエンディングで何を伝えられるか、を考えました」と曲がエンディングで流れているところを想像しながら作り上げていったという。



本作を観てまず「これは俺の物語か?と錯覚するほど広く誰にでも当てはまり心に突き刺してくれる映画だと感じました」とコメント。続けて「今でこそバンドを始めて明るく振るまえるようになりましたが、本来は<僕>(北村)に近い性格だと思います。どちらかと言われれば根暗で冴えない人生でした。

ただ<私>(古川)の様に曲がったことが嫌いだったり、菜穂(松岡)みたいに見栄っ張りで依存心が強かったり、誰が観ても共感出来る部分があるそんな映画でした」と各キャラクターに共感できるポイントが散りばめられた本作を自分に重ねて歌に昇華していったとのこと。



その中で「ほとんど共感できるキャラクターの部分で書かせて頂いていますが、死にたい瞬間なんて誰にでもあるんだろうと思いました」と感じたそうで、「例えば一言で命を救えたり殺したりできる世の中、生きてこそ輝けるし生きているせいで苦しんでいるんだろうと思います。ここに書いてるのはほんの一部ですが、自分も含めてみんなが例外なく心に怪物を飼っている。良い怪物も悪い怪物も。そんな誰もが見えていない当たり前を書きました」と曲に込めたメッセージとともに、主題歌のタイトル「怪物たちよ」の由来についても語った。



また、以前この主題歌について「今までになくかなり攻めた歌詞」とコメントしており、特に「あなたの一言で簡単に人は死ぬんだよ。

という意味で『言葉はピストル~』の部分を書かせていただいていたり、『麻ロープで首を括り手にする自由』という部分は自分的にそこまで生々しく歌詞を書いた事がなかったので、今までになく攻めた歌詞になっているのかな?と思っています」とこれまでとは一味違うSaucy Dogの楽曲であることを明かした。



印象的なシーンを聞くと「ユウスケ(中川)が森の母親に抗議しているシーンは僕もかっこいいなと思いました」と回答。ユウスケの友人・森の葬式に集まった報道陣に社会のあり方を訴える森の母親に対して、テレビ局員として「自分もその社会の中に入ってませんか?」と矛盾点に鋭く切り込んだシーンを挙げた。そんな石原も特に印象に残ったという本編映像が公開された。



映画『スクロール』本編映像



<作品情報>
『スクロール』



公開中



監督・脚本・編集:清水康彦
脚本:金沢知樹 木乃江祐希
原作:橋爪駿輝『スクロール』(講談社文庫)
主題歌:Saucy Dog「怪物たちよ」(A-Sketch)



出演:北村匠海 中川大志 松岡茉優 古川琴音
水橋研二 莉子 三河悠冴MEGUMI 金子ノブアキ忍成修吾相田翔子



<リリース情報>
Saucy Dog「怪物たちよ」



配信中



Saucy Dog「怪物たちよ」MV



配信リンク:
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