
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
初日7R、渡辺豪大(36)=福岡・107期・S2=が今節の九州勢初勝利を挙げた。自身3度目のビッグレース出場で、初めて初戦を突破した。
九州3車の3番手を固めたが、番手の松岡辰泰が終BSで後退。「辰泰を入れようかと迷ったけど、最終バックだったのでバックを踏めなかった」ときれいに連係できずに悔しそうな顔。
先頭の伊藤颯馬とドッキングして、「せめて踏むのを遅らせて、颯馬が残るようにと思った」。願いが通じて伊藤は5着に踏みとどまり、二次予選Bに勝ち上がった。
「静岡時代もこの大会に出たんですけど、そのときは初戦失格でした」。今年はそれ以来6年ぶりとなるGⅡ出場(7月サマーナイトF)。そこではビッグ初勝利も挙げた。大きくステップアップできている。
そして今回は初戦で1着。3連単40万円超の特大弾を演出した。「ありがとうという声がスタンドからあった」と笑顔。「腰の状態が万全ではないが、ついていくのは問題ない」。
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初戦を勝利し大穴党を喜ばせた渡辺豪大