
ここまでオール3連対と好調な柴田朋哉
序盤を好調に乗り切った。初日を2走2連対でスタートした柴田朋哉(35)=福岡・119期=は、1回走りだった2日目2Rも5コースから3着と好ファイトを披露。
機力も好ムード。「伸びで出ていくまではないけど、回ってからが良くて押している」と出足や行き足に関しては手応えあり。相棒49号機は前節最終日の接触で大幅な中間整備が入っていたが、「まだAランクの動きじゃないけど、いい足をしているのでホッとした」と低調機シリーズの今節では明らかに優勢。大きなアドバンテージがあるのはポイントだけではない。
今期(5月~)は現在勝率5.85と自身初のA2昇格へ好ペース。「まだ出走回数が多くない分も水増しされていますからね」と謙遜するが、今節の走りを見れば決してフロックではない。A級昇格は双子で弟の直哉(118期)に先を越されていたが、不断の努力でようやく追いつこうとしている。
ただ、本人に気負いはなく泰然自若の構えだ。「準優の勝負駆けとかも意識すると失敗するタイプ。今の勝率をキープしようとすると失敗して下げるので、守りに入らず6点勝率を目指すつもりでポジティブに行きたい」。敵を知り己を知れば百戦危うからず。