ソフトバンクの周東佑京外野手(30)が2日、国内フリーエージェント(FA)権を取得した。「1軍の舞台でプレーしてきた証であるFA権を取得できた」と喜びを表明。

育成入団から積み上げた歳月が、一つの大きな権利に結実した。

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育成ドラフトから支配下へ、たどり着いた権利

東農大二高から東農大北海道オホーツクを経て、2017年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団した周東。2019年3月に支配下登録を勝ち取ると、同年から1軍に定着した。今季がプロ9年目。育成での入団からFA権取得まで、歩みは着実だった。

「ホークスに育成で入団し、支配下となりFA権を取得するまできたのは、多くの方々の支えがあったからこそ」と感謝を口にした。球団や歴代の首脳陣への謝意も添えている。

盗塁王3連覇と5年20億円の大型契約

俊足を武器に積み上げてきた実績は、数字が雄弁に語る。2020年にはプロ野球新記録となる13試合連続盗塁を達成し、盗塁王を初獲得。その後も走力を軸にチームの主力として定着した。

昨季は打率.286、3本塁打、36打点、35盗塁をマーク。3年連続の盗塁王に加え、2年連続のベストナインとゴールデン・グラブ賞も手にした。

【2025年シーズン主要成績】

打率:.286

本塁打:3本

打点:36

盗塁:35(盗塁王・3年連続)

受賞:ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞(いずれも2年連続)

こうした活躍を背景に、今季から5年総額20億円プラス出来高と報じられる大型契約を結んだ。球団がいかに高く評価しているかが示された規模だ。

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WBC準決勝の激走、そして5年ぶり日本一へ

2023年のWBCでは「侍ジャパン」の一員として世界の舞台に立ち、準決勝・メキシコ戦でサヨナラのホームを踏む場面でも躍動した。国際大会でも存在感を示した俊足は、国内でも圧倒的な武器であり続けている。

昨季はチームとして2年連続のパ・リーグ優勝、そして5年ぶりの日本一にも大きく貢献。今季、連覇を目指すホークスにとって、周東の走力は変わらず生命線となる。

「これからもチームの連覇、日本一に向けて力となれるように頑張っていきます」。育成から頂点をつかんだ男が、また新たな節目を刻んだ。30歳、ここからが第二章だ。

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