中国・河北省保定市で障害者の高齢男性が20年間以上に渡り、奴隷同然の扱いを受けていた事件が物議を醸し、当局が捜査に乗り出した。中国メディアの魯網が10日に伝えた。
報道によると、先日、同市清苑区のセメント販売店で撮影された高齢男性の動画がSNSで拡散された。男性は無精ひげを生やし、ぼんやりとした表情でセメントの積み下ろし作業をしていた。マスクはせず、防じん対策も一切講じられていなかった。
動画によると、男性は毎朝5時過ぎに起床し、1日に20トン以上のセメントの積み下ろし作業を行っていた。賃金は支払われず、労働保障措置もなかった。セメント販売店の経営者は「(男性は)身分証明書を持っておらず、友人から引き取った。もう20年以上ここにいる。死んだら埋めればいい」と話した。男性本人は「とても疲れている。家に帰りたい」と語ったという。
その後、現地の公安当局はセメント販売店の経営者・安(アン)容疑者(57)を拘束。男性は地元政府に保護された。
現在、公安当局は安容疑者に対し、刑事拘留の強制措置を取っており、事件についてさらに捜査を進めている。(翻訳・編集/北田)











