中国・湖南省長沙市の湘江歓楽海洋公園で巨大水槽内でのダイビング体験をした男性がサメにかまれ負傷した。中国メディアの南方都市報が16日に報じた。
同省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州で弁護士をしている包(バオ)さんは5月15日、海洋公園で480元(約1万1000円)を支払い、ダイビング体験プログラムに参加した。スタッフからは、「このプログラムはとても安全で、小さな子どもも参加している」と言われた。包さんは事前に承諾書にサインし、インストラクターから呼吸方法や耳抜き、浮上・潜降時のハンドシグナルなど基本的な指導を受けた。
ところが、潜水を始めて30秒も経たないうちに、横から泳いできたサメに頭部をかまれ、痛みが走った。包さんは「心臓が止まったような感覚だった。時間の流れが遅くなったように感じた」と当時の恐怖を語った。
さらに理解できなかったのは、サメにかまれた後もインストラクターがなお「潜降」の合図を出していたことだった。包さんは激痛に耐えながら浮上したいと訴え、最終的に水面へ引き上げられ、病院へ搬送された。
診断の結果、サメにかまれたことによる右側頭頂部の頭皮裂傷および右顔面の挫裂創と診断された。包さんは「頭には2カ所、顔には7カ所の傷がある。医師からは傷痕が残る可能性があると言われた」と語った。
包さんによると、事故後、海洋公園のスタッフが病院に付き添ったものの、補償に関する交渉では「保険による賠償を含めて計2万元(約47万円)しか支払えないという態度だった」という。
一方、海洋公園側は事故について「サメの遊泳ルートと偶発的に交差したことが原因」と説明。「現在、このプログラムは行っておらず、設備や内容の改修・改善を進めている」としている。(翻訳・編集/北田)











