2026年6月21日、中国メディア・観察者網は、サッカーのワールドカップ(W杯)史上初めて主審を含む中国人審判3人が担当した試合で、ハーフタイムに主審が選手から詰め寄られる一幕があったことを報じた。
記事は、W杯北米大会のエクアドル対キュラソー戦で、中国の馬寧(マー・ニン)氏が主審、周飛(ジョウ・フェイ)氏が副審、傅明(フー・ミン)氏がビデオアシスタントレフェリー(VAR)を務めたと紹介。
そして、試合の中で馬主審が計6枚のイエローカードを提示し、特に前半には1分間で2枚立て続けにカードを出すケースもあったことに触れ、馬主審が中国国内リーグでルールを最優先する厳格な判定から「カードマスター」と呼ばれていることを紹介した。
また、前半終了間際、エクアドル代表のエネル・バレンシアがドリブルでカウンター攻撃を仕掛けた際、キュラソーのコメネンシアに倒され、馬主審がファウルの笛を吹いた直後に前半終了を宣告したシーンに言及。イエローカードの提示がなかったことに不満を抱いたエクアドルの選手、そしてファウルの判定を不服とするキュラソーの選手が馬寧主審を激しく取り囲んで抗議したものの、毅然とした態度で選手たちにロッカールームへ戻るよう手で指示し、両陣の主将だけを呼んで説明を行い、事態を収束させたと伝えた。
その上で、この一幕が「中国主審、取り囲まれる」というキーワードでSNSのトレンドランキング1位になったと紹介。ネットユーザーらがスタッツ(試合統計データ)の項目になぞらえ「エクアドル選手の包囲網から逃れた回数:1回」とユーモラスに書き込む光景が見られたことを報じている。
記事は、この試合が0-0の引き分けに終わり、キュラソーが史上初めてW杯での勝ち点を獲得する記念すべき試合になったことにも触れ、アドフォカート監督らが涙を流して喜んだと伝えた。(編集・翻訳/川尻)











