2026年6月22日、中国メディア・第一財経は、紙おむつの有害物質ホルムアミド検出騒動をめぐり、現行の国家基準の不備が露呈する中で当局が合同調査に乗り出したと報じた。

記事は、中国で米国ブランドの「ハギーズ(Huggies)」や中国ブランドの「碧芭宝貝(BIBAbebe)」、「Babycare」といった有名ブランドの乳幼児用紙おむつから有毒物質ホルムアミドが検出されたとメディアが報じたことを紹介した。

そして、企業側が自主的な検査結果を公表して反論したほか、専門機関が報道にある検査の実施を否定するなど事態が泥沼化するとともに、大きな社会問題となっていると伝えた。

記事は、企業側が「製品は国家基準に適合している」と主張していることについて、現行の紙おむつの国家基準にはホルムアミドに関する制限値や義務的な検査項目が存在しないと指摘。「国家基準への適合」がホルムアミド不使用に結びつかない制度的な空白が、今回の騒動の大きなポイントであるとした。

その上で、企業にとって規定の遵守を最低限の前提として、基準の不備を免責の口実にせず、消費者の安全を最優先に品質向上と原因究明に取り組むべきだと提言した。

また、乳幼児向け製品への不信感による買い控えが業者や業界全体、さらにはサプライチェーンの上下流にまで壊滅的な打撃を与えるリスクを指摘し、ホルムアミドなどの高リスク物質を速やかに強制検査基準に組み込む必要性を論じている。

記事は、国家市場監督管理総局、工業情報化部、国家衛生健康委員会、国家疾病対策局の4部門が22日に合同調査チームを設立し、本件に関する法的処置を含めた調査を開始したことを併せて報じた。(編集・翻訳/川尻)

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