中国・遼寧省大連市で5月、日本の大手メーカーの中国現地法人の日本人社員2人が中国当局に拘束されていたことが分かった。
日本政府によると、2人は日本の大手電機メーカーの現地法人に勤務する日本人の男性社員。
本件について、中国外交部の郭嘉昆(グオ・ジアクン)報道官は24日の定例記者会見で、日本人2人を拘束したことを認め、「中国側はすでに日本側に関連事案の状況を通報している」「日本側は在中国日本人および日本企業に対し、中国の法律・法規を順守するよう教育・注意喚起すべき」と強調した。
本件を伝えたドイツメディアのドイチェ・ヴェレ(中国語版)は「近年、中国政府はレアアースの管理を強化し、それを強力な外交カードとして活用してきた。昨年11月に日本との関係が悪化して以降、中国は日本向けの一部重要鉱物の輸出を停止し、レアアースを含む軍民両用品(デュアルユース品)に対する輸出規制を実施した。また、国民に対して訪日旅行の自粛を要請し、一連の経済・貿易および文化交流活動を中止した」と伝えた。
さらに、「2014年に中国で反スパイ法が施行されて以降、日本人が中国で拘束される事例がたびたび発生している」とし、アステラス製薬の社員が昨年、中国で懲役3年6カ月の判決を受けたことを例に挙げた。そして、「今回の中国での日本人2人の拘束は、アジアの二大経済大国である中国と日本の間の緊張をさらに高める可能性がある」と伝えている。
なお、中国のSNS上では「それでよし。日本につけ入る隙があると思わせてはいけない」「日本はレアアースが足りていると言っていなかったか?」「海(深海)に掘りに行くんじゃなかったの?」「つまり、日本企業の日本人幹部の多くはスパイの任務を持って中国に入ってきているってことだろう」「(日本)企業も日本に帰ればいい。(中国の)国産メーカーに対抗できないんだし」「こういう情勢でもまだ中国から出て行かないのは、秘密裏に遂行しなければならない任務があるからだろう」「輸出規制をさらに強化すべき」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)











